カントと分析哲学 Kant und Analytische Philosophie

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カントと分析哲学 = Kant und Analytische Philosophie

野本和幸著

勁草書房, 2023.11

タイトル読み

カント ト ブンセキ テツガク = Kant und Analytische Philosophie

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注記

参考文献: 各章末

人名索引: p161-162

事項索引: p163-169

内容説明・目次

内容説明

数学・自然科学に関するカントの探究は、現代の分析哲学との連関においてどう捉えうるのか。フレーゲ研究の世界的権威の一人である著者が、両者の緊張関係を論じた探究をまとめる。

目次

  • 第1章 カントの理論哲学―認識への問い(人間の認識はどのようにして可能か;カントの経験の形而上学・存在論)
  • 第2章 カント『純粋理性批判』と現代哲学の一視角(数学的判断は分析的か;自然科学的判断のア・プリオリ性;観念論と実在論)
  • 第3章 綜合性とア・プリオリ性再考―カント批判哲学の今日的一射程(幾何学―直示的(ostensiv)構成;算術(Arithmetik)と代数(Algebra)―記号的(symbolisch)構成;科学哲学での「ア・プリオリ性」のもつ意味)
  • 第4章 カント哲学の現代性―“論理的意味論”としての『純粋理性批判』とアンチノミー論(“論理的意味論”としての『純粋理性批判』(1)―一般論理学の意味論;“論理的意味論”としての『純粋理性批判』(2)―超越論的論理学の意味論;超越論的観念論とアンチノミー)
  • 第5章 フレーゲとカント(分析性、綜合性・拡張性と生産的定義;抽象的対象と言語的転回;認識価値と意義)
  • 付論 現代の論理的意味論

「BOOKデータベース」 より

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