映像表現革命時代の映画論
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映像表現革命時代の映画論
(星海社新書, 282)
星海社 , 講談社 (発売), 2023.12
- タイトル読み
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エイゾウ ヒョウゲン カクメイ ジダイ ノ エイガロン
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注記
参考文献・資料: p286-293
内容説明・目次
内容説明
みなさんが好きな映画は実写作品ですか、それともアニメーション作品ですか?これまで私たちは、映像作品を「実写」と「アニメーション」に区別してきました。しかし近年、実写には実物かCGか区別不可能な、アニメーションには実物かと見紛うほどリアルな映像が増え、その境界は曖昧になっています。本書では、進化を続ける映画カルチャーを長年追う著者が、実写とアニメーションの二分法を疑い、そこに隠蔽されてきた「実写映画中心主義史観」を乗り越えるべく、話題作の映画が提示する可能性を大胆かつ緻密に検証します。この映画論とともに、新たなる映像の世紀へと踏み出しましょう!
目次
- 第1章 現代アニメに息づく映画史(「列車映画」としての『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』;アニメのメロドラマ的想像力『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』;アニメーションに即興は可能か『Away』;アニメは震災という現実を記録できるか?『すずめの戸締まり』)
- 第2章 実写とアニメーションの間隙(『るろうに剣心』の実写ならではの魅力;第3の空間『シン・エヴァンゲリオン劇場版〓』;バレットタイムと複層する時間『マトリックス』)
- 第3章 フレームレートとテクスチャー(『PUI PUI モルカー』で考えるピクシレーションとフレームレート;モーションキャプチャとテクスチャー『攻殻機動隊SAC_2045』;48と24『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター)
- 第4章 実写とアニメーションの弁証法(「アカデミー賞」をめぐる、実写とアニメーションの弁証法;トーキーという分断点、デジタルという結節点)
- 第5章 AI時代の演技論(ジム・キャリーのアニメーション的身体;AIで復活したヴァル・キルマー『トップガンマーヴェリック』;生成AI時代の芝居と心をめぐる考察)
「BOOKデータベース」 より