平安仮名日記本文考

書誌事項

平安仮名日記本文考

岡田貴憲著

武蔵野書院, 2023.12

タイトル別名

平安仮名日記本文考

タイトル読み

ヘイアン カナ ニッキ ホンモンコウ

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注記

索引: 巻末p1-11

内容説明・目次

内容説明

平安仮名日記の本文はどのように受容されてきたのか。本書に収載するのは、『更級日記』『和泉式部日記(物語)』『蜻蛉日記』の三作品と、近世期における受容に大きな役割を果たした和文叢書『扶桑拾葉集』、および国学者の横山由清をそれぞれ対象とする、平安仮名日記にまつわる十一篇の論考および二篇の関連資料。不遇を託ってきた資料を繙くことによって、当該作品群が「日記文学」として扱われるよりも前の姿に光を当てることが、本書の目的である。―序より。

目次

  • 第1章 『更級日記』本文変容考―御物本巻末勘物からの誤写を手がかりに
  • 第2章 『更級日記』近世期本文の伝流
  • 第3章 古本『更級日記』と国学者の系譜
  • 第4章 徳島県立図書館本『さらしなの日記』翻刻
  • 第5章 『和泉式部日記』異本の一様相―「情けなからず」の解釈をめぐって
  • 第6章 三条西家本『和泉式部日記』の書き入れ注記
  • 第7章 『和泉式部物語』絵入り板本考
  • 第8章 木村正辞筆本『和泉式部物語』とその周辺―横山由清との交流から黒川本の伝来へ及ぶ
  • 第9章 『蜻蛉日記』残欠本小考―碧洋臼田甚五郎文庫本の位置
  • 第10章 碧洋臼田甚五郎文庫本『蜻蛉日記(1・2)』翻刻
  • 第11章 『扶桑拾葉集』所収『和泉式部物語』の本文―主要伝本の関係と諸本混成の実態
  • 第12章 『扶桑拾葉集』異本成立考―国立歴史民俗博物館所蔵本二種を手がかりに
  • 第13章 横山由清と平安仮名日記―日下田足穂からの蔵書継承の可能性

「BOOKデータベース」 より

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