イギリスの忘れられた子供の本

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イギリスの忘れられた子供の本

鶴見良次著

朝日出版社, 2023.12

Title Transcription

イギリス ノ ワスレラレタ コドモ ノ ホン

Note

参考文献: p242-259

人名索引: p260-264

Description and Table of Contents

Description

古い屋根裏部屋で埃をかぶる子供の本棚。イギリス近代の、今日では「忘れられた子供の本」が、当時の世相にいかに受け入れられたのか?膨大な史料を基に解明する、名作の系譜とは一線を画したイギリスの児童文学史。

Table of Contents

  • 第1章 子供用の聖書の誕生―ジャン・フレデリック・オステルヴァルド『簡約聖書物語』(一七一二年あるいはそれ以前)他
  • 第2章 ピューリタン後裔の子供の讃美歌―アイザック・ウォッツ『聖なる歌』(一七一五)
  • 第3章 イギリス帝国の子供の物語―ジョン・ニューベリー刊『靴二つさんの物語』(一七六五)とその続編(一七六六)
  • 第4章 「学者犬」の童謡―セアラ・キャサリン・マーティン『ハバードおばさんとその犬の滑稽な冒険』(一八〇五)他
  • 第5章 子供の本における残酷性―ペロー童話、グリム童話の受容小史
  • 第6章 妖精物語論争と近代的児童文学観の成立―『ジョージ・クルックシャンクの妖精文庫』(一八五三‐六四)
  • 第7章 堕落しかつ無垢な子供たち―チャールズ・ディケンズの「子供の文学」
  • 第8章 子供の現代生活の物語―ロバート・バーンズ挿絵『ストーリー=ランド』(一八八四)他

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