3.11からの平和学 : 「脱原子力型社会」へ向けて
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書誌事項
3.11からの平和学 : 「脱原子力型社会」へ向けて
(シリーズ〈文明と平和学〉 / 日本平和学会編, 1)
明石書店, 2023.12
- タイトル別名
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3.11からの平和学 : 脱原子力型社会へ向けて
- タイトル読み
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3.11 カラノ ヘイワガク : ダツ ゲンシリョクガタ シャカイ エ ムケテ
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注記
奥付の責任表示: 日本平和学会編著
その他の編者: 佐々木寛, 鴫原敦子
執筆者略歴: p230-233
参考文献: 章末
内容説明・目次
内容説明
原子力災害があぶり出した近代文明社会の構造的暴力を問う。設立50周年を迎えた日本平和学会が総力をあげて“文明と平和学”の課題に取り組むシリーズの第1巻は、東京電力福島原発事故によって顕在化した近代文明社会の構造的矛盾を根源的にとらえ直す。人間と自然、科学技術と戦争、中心と周辺といった問題を問い、望ましい社会の実現へ向けた歩みを作り出していくための知的探求を試みる一冊。
目次
- はじめに 3.11からの平和学
- 第1部 「3.11」とは何か(語りにくい原発事故被害―なぜ被害の可視化が必要なのか;3.11後の復興と“自然支配”―ポスト開発論の視点から;福島県中通りにおける地域住民の闘い―放射性廃棄物処理問題をめぐって;福島県外自治体が経験した原子力災害―原子力との関係性に変化はみえるか;福島原発事故 メディアの敗北―「吉田調書」報道と「深層」をめぐって)
- 第2部 グローバルな文脈からみた「3.11」(原子力災害と被災者の人権―国際人権法の観点から;戦後の核開発国際協調体制とフクシマの連続性―UNSCEAR(原子放射線の影響に関する国連科学委員会)を中心に;福島第一原発事故の後始末―海洋放出に反発する太平洋諸島の人びとの声;気候危機とウクライナ危機と忘却とによる「究極の選択」―原発再稼働への平和学からの問題提起)
- 第3部 原子力型社会を乗り越える(原発事故後の分断からの正義・平和構築―非対称コンフリクト変容と修復的アプローチ;「風評」に抗う―測る、発信する、たたかう人びと;「脱原子力社会」へ歩み出した台湾―原発廃止・エネルギー転換・核の後始末)
- おわりに 近代「文明災」としての3.11
「BOOKデータベース」 より