近世の気象災害と危機対応 : 凶作・飢饉・地域社会

書誌事項

近世の気象災害と危機対応 : 凶作・飢饉・地域社会

菊池勇夫著

吉川弘文館, 2024.1

タイトル別名

近世の気象災害と危機対応 : 凶作飢饉地域社会

タイトル読み

キンセイ ノ キショウ サイガイ ト キキ タイオウ : キョウサク・キキン・チイキ シャカイ

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注記

索引: 巻末p1-12

内容説明・目次

内容説明

気候変動により、寒冷期には激しい凶作・飢饉に見舞われた近世日本社会。温暖期にも視野を広げ、人々は気象災害といかに格闘し、飢えの教訓から後世に何を伝えたのか。地域に残された多様な記録史料を紐解き、先行研究とも対話を重ねながら、気象災害と飢饉の関連や、災害下に生きた人々の営みを解明する。飢饉史研究のこれからの視座を示す一冊。

目次

  • 近世の凶作・飢饉と地域社会
  • 1 気候変動・災害と地域社会(気象変動と凶作・飢饉―北奥八戸藩を例に;天候・作柄と穀物相場―奥州一関藩城下商人の記録にみる天明の飢饉;稲の品種と冷害対応―東北地方の近世稲作;名子制度・刈分小作と凶作・飢饉―研究史を読み直す)
  • 2 飢饉と人口・社会変動(北東北の人口史料にみる天明・天保の飢饉;江戸に向かう奥州飢人―天保七・八年を中心に;北関東の凶年・飢饉記録が伝える「用心」―奥羽飢饉からの教訓)
  • 3 地域社会の危機と備荒(仙台藩における備荒貯蓄論の展開;備荒貯蓄と地域社会―仙台藩磐井郡西岩井の場合)
  • 飢饉の記録と近現代

「BOOKデータベース」 より

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