河東碧梧桐 : 表現の永続革命
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書誌事項
河東碧梧桐 : 表現の永続革命
(文春学藝ライブラリー, 雑英 ; 34)
文藝春秋, 2023.12
- タイトル読み
-
カワヒガシ ヘキゴトウ : ヒョウゲン ノ エイゾク カクメイ
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注記
2019年刊の再刊
河東碧梧桐略年譜: p448-449
内容説明・目次
内容説明
正岡子規の後継者と目されながら、高浜虚子の陰に隠れ、歴史から抹殺された俳人・河東碧梧桐(1873‐1937)。「有季定型」の枠にとどまることなく俳句革新の運動を続け、さらには書にも数多くの傑作を残した、その巨大な足跡を掘り起こす画期的評伝。
目次
- 第1章 俳句第二芸術論―赤い椿白い椿と落ちにけり
- 第2章 子規と碧梧桐―師を追うて霧晴るゝ大河渡らばや
- 第3章 三千里の旅へ―鳥渡る博物館の林かな
- 第4章 新傾向俳句の誕生―思はずもヒヨコ生れぬ冬薔薇
- 第5章 龍眠帖と龍眠会―鮎活けて朝見んを又た灯ともしぬ
- 第6章 碧梧桐と虚子―虚子といふ友ありけりや冬瓜汁
- 第7章 無中心論の展開―相撲乗せし便船のなど時化となり
- 第8章 登山家・碧梧桐―立山は手届く爪殺ぎの雪
- 第9章 『八年間』の麗姿―ローマの花ミモーザの花其花を手に
- 第10章 関東大震災の記録―松葉牡丹のむき出しな茎がよれて倒れて
- 第11章 新切字の探索―汐のよい船脚を瀬戸の鷗は鷗づれ
- 第12章 ルビ付俳句の意義―虎猫友猫なうて来る鼻声鼻黒が痩せて腰骨
- 第13章 碧梧桐死す―金襴帯かゝやくをあやに解きつ巻き巻き解きつ
「BOOKデータベース」 より