柳宗悦の視線革命 : もう一つの日本近代美術史と民芸の創造 Soetsu Yanagi's revolutionary perspective : the creation of "Mingei" and an alternative history of modern Japanese art
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書誌事項
柳宗悦の視線革命 : もう一つの日本近代美術史と民芸の創造 = Soetsu Yanagi's revolutionary perspective : the creation of "Mingei" and an alternative history of modern Japanese art
東京大学出版会, 2023.12
- タイトル別名
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柳宗悦の視線革命 : もう1つの日本近代美術史と民芸の創造
- タイトル読み
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ヤナギ ソウエツ ノ シセン カクメイ : モウ ヒトツ ノ ニホン キンダイ ビジュツシ ト ミンゲイ ノ ソウゾウ
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注記
参考文献: p343-360
人名索引: 巻末p1-10
内容説明・目次
内容説明
生と死、刹那と永遠、有限と無限…あらゆる二元論を超えて、聖なるものの顕現を日常生活の直中に見出した博覧強記の巨人・柳宗悦。西岡文彦は、そうした柳の生涯と思索、「民芸」提唱以前と以後、「新しき科学」と「新しき芸術」の間に総合と調和を与え、ジョイスやプルースト、ウルフの同時代人として生きたその相貌を際立たせる。
目次
- 脱亜入欧のロダン―近代日本の美術言説を決定した雑誌「白樺」の熱狂
- 革命の画家―日本最初期のモダニズム讃美者としての柳宗悦
- リーチと天心のロンドン―「白樺」の「文学的」美術言説の原風景
- 西田哲学と大拙禅と柳のセザンヌ―近代美術批評の思想基盤としての『善の研究』
- 「白樺」と「劇団民藝」のゴッホ―「呪われた画家」が日本で「炎の人」になった理由
- 啄木と柳、それぞれの大逆事件―知識人の沈黙と「悲しき玩具」としての芸術
- 第7章 マティスと民芸、「白樺」に見る文人趣味―貴族趣味としての清貧礼讃美と反技巧主義
- 白樺美術館から日本民芸館へ―展示を「創作」とした柳の先駆的キュレーション
- ブレイクと民芸の直観―ウルフのヴィジョン、ジョイスのエピファニー
- 純粋経験のアリア―声楽家柳兼子と美学者柳宗悦の誕生
- ゴーギャンのタヒチ、柳の朝鮮―アナキスト・プリンスのオリエンタリズム
- 李朝白磁のオード―柳のキーツと郡虎彦のプルースト
- 平常美これ道なり Life Itself―柳とリーチの民芸
「BOOKデータベース」 より