Bibliographic Information

海の牙

水上勉著

(P+D books)

小学館, 2023.11

Title Transcription

ウミ ノ キバ

Available at  / 1 libraries

Note

河出書房新社 1960年刊の再刊

Description and Table of Contents

Description

人間の欲を浮き彫りにする社会派ミステリー。「工場はおそろしい水銀の水を流している。魚は獲ってはいけない。獲った魚を喰えば死の病いにとりつかれる。そうだ、この海…この暗い海の底から、目に見えない何ものかが牙をむいて迫っている」。不知火海沿岸で発生した奇病“猫踊り”。魚や貝を食べると、猫はもちろん、人間までも狂死する恐ろしい病気だ。その実態を調べるために東京の保健所から調査に来た男が行方不明になる。警察医・木田民平は勢良警部補とともに、工場や投宿した旅館などを探るが、男はやがて鴉についばまれた死体で発見される。男はなぜ殺されなければならなかったのか。そこには、さまざまな“欲”が、複雑に絡み合っていた―。日本中を震撼させた水俣病を題材にし、直木賞候補にもなった衝撃作。

by "BOOK database"

Related Books: 1-1 of 1

Details

  • NCID
    BD05214903
  • ISBN
    • 9784093524766
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    279p
  • Size
    19cm
  • Classification
  • Parent Bibliography ID
Page Top