土地の記憶に対峙する文学の力 : 又吉栄喜をどう読むか

書誌事項

土地の記憶に対峙する文学の力 : 又吉栄喜をどう読むか

大城貞俊著

インパクト出版会, 2023.11

タイトル別名

又吉栄喜をどう読むか : 土地の記憶に対峙する文学の力

タイトル読み

トチ ノ キオク ニ タイジ スル ブンガク ノ チカラ : マタヨシ エイキ オ ドウ ヨムカ

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注記

参考文献・参考資料: p302-305

内容説明・目次

内容説明

又吉栄喜の描く作品世界は、沖縄の混沌とした状況を描きながらも希望を手放さず、再生する命を愛おしむ。広い心の振幅を持ち、比喩とユーモア、寓喩と諧謔をも随所に織り交ぜながら展開する。

目次

  • 序章 沖縄の発見・人間の発見
  • 第1部 豊穣な作品世界(重層構造の面白さ―「海は蒼く」;原風景からの飛翔、あるいは悲劇の行方―「ジョージが射殺した猪」;戦後を生きる戦争体験者の苦悶と狂気―「ギンネム屋敷」;沖縄という土地のもつ再生力―「豚の報い」;転倒する風景―「ターナーの耳」;風土が生み出したエンターテインメント小説―「呼び寄せる島」)
  • 第2部 作家の肖像―なぜ書くか、何を書くか(沖縄で生き、沖縄を書く―又吉栄喜の覚悟;境域を越える豊かな視線―又吉栄喜の方法;救いへの挑戦、あるいは自立への模索)
  • 第3部 又吉栄喜をどう読むか―「又吉栄喜作品集巻末解説3題」(又吉文学の魅力と魔力―『亀岩奇談』;文学の力・人間への挑戦―『又吉栄喜小説コレクション第2巻』;語れないものを語る作家の妙技―『沖縄戦幻想小説集 夢幻王国』)

「BOOKデータベース」 より

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