「縄文玉製品」の起源の研究

書誌事項

「縄文玉製品」の起源の研究

川崎保著

雄山閣, 2023.11

普及版

タイトル別名

縄文玉製品の起源の研究

タイトル読み

「ジョウモン ギョクセイヒン」ノ キゲン ノ ケンキュウ

大学図書館所蔵 件 / 9

この図書・雑誌をさがす

注記

引用参考文献: p241-256

内容説明・目次

内容説明

「セット論」から解き明かす玉製品の起源と変遷、分布、伝播系統―。「の」字状垂飾・玦状耳飾・玉斧・棒状垂飾、管玉・小玉・篦状垂飾など遺跡から伴出する玉製品をセットとして捉える視点からその属性の分析を進め、玦状耳飾の起源を求めて中国東北地区・ロシア沿海州地域の玉製品に着目する一方、縄文時代早期末〜前期初頭における日本列島の玉製品流通広域ネットワークの出現を明らかにする。

目次

  • 序章 縄文玉製品とはなにか(縄文玉製品概観;縄文玉製品の起源研究概観;「玉」の概念について)
  • 第1章 縄文玉製品の起源と展開(玦状耳飾と管玉の出現―縄文玉製品出現期の様相その1;篦状垂飾出現の意義―縄文玉製品出現期の様相その2;玦状耳飾の編年―縄文玉製品の展開その1;「の」字状垂飾と倉輪・松原型装身具セット―縄文玉製品の展開その2;軟玉製品の起源と展開―縄文玉製品の展開その3)
  • 第2章 縄文玉製品の諸相(玉製品出現直前期との対比―異形部分磨製石器を中心に;日本列島の中での玉製品セットの分布と流通;縄文玉製品の流通と交流について―三内丸山遺跡出土資料の分析;縄文時代の墓における玉製品;理化学的な手法を用いた縄文玉製品の石材同定;玦状耳飾の製作技術から見た起源と編年研究;縄文玉製品に見られる製作痕跡)
  • 第3章 日本列島周辺との対比と研究(環日本海地域の中での玉製品の対比;中国東北・沿海州の玉製品との対比;ロシア極東新石器時代の玉製品の研究―チョールタヴィ・ヴァロータ洞穴の土器、装身具および骨角器について;東アジアの中で見た玦状耳飾の起源と展開;玉製品の日本列島への伝播経路;民族誌における玦状耳飾―アジア・太平洋地域)
  • 終章 縄文文化の中での玉製品の位置づけ(玉製品出現の背景;玉製品から見た「縄文文化」;他の文化要素との関係;縄文時代の階層性、性差と玉製品の出現;枠組みとしての「縄文文化」へのアプローチ)
  • 付論 近年の研究動向

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

ページトップへ