森の来歴 : 二次林と原生林が織りなす激動の物語

書誌事項

森の来歴 : 二次林と原生林が織りなす激動の物語

小見山章, 加藤正吾著

(学術選書, 114)

京都大学学術出版会, 2024.2

タイトル読み

モリ ノ ライレキ : ニジリン ト ゲンセイリン ガ オリナス ゲキドウ ノ モノガタリ

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注記

引用文献: p231-241

索引: p242-248

内容説明・目次

内容説明

すべての森林は、変わり続ける宿命を持っている。そしてその記憶は、森をかたちづくる樹木の中に隠されている。大攪乱の痕跡を持つ原生林、美しさと危うさを備えたシラカンバの林、炭焼き跡地に起源を発する混成林、都市の歴史を秘めたツブラジイの林、桃源郷の一画を占有するドロノキの二次林…。根気強いフィールド調査で忘れられた物語を呼び起こす、森林科学ドキュメンタリー。

目次

  • 第1章 森の来歴を探る(時とともに変わる森林;森林の姿を決める三つの軸;森の来歴を調べる方法;飛騨・美濃というカンバス)
  • 第2章 二次林でみつけた激動の物語(シラカンバの美林ができた意外な理由;ゴールドラッシュの夢の跡―炭焼きの後にできた落葉広葉樹混成林;金華山の常緑広葉樹林に埋もれた歴史の残像;治山工事の思わぬ置物―ドロノキ林のモザイク模様)
  • 第3章 原生林でみつけた激動の物語(御嶽山の亜高山帯原生林;豪雪地帯のブナ原生林の意外な来歴)
  • 第4章 波乱万丈のあとで(広葉樹二次林の来歴を調べてわかったこと;原生林の動態を調べてわかったこと;波乱は繰り返し訪れる)

「BOOKデータベース」 より

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