二人キリ
著者
書誌事項
二人キリ
集英社, 2024.1
- タイトル別名
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Futarikiri
- タイトル読み
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フタリキリ
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注記
主要参考文献: 巻末
初出: 「小説すばる」2022年10月号-2023年10月号
装画: オカダミカ
装丁: アルビレオ
内容説明・目次
内容説明
その女は愛する男を殺し、陰部を切り取り逃亡した―。脚本家の吉弥は、少年時代に阿部定事件に遭遇。以来、ゆえあって定の関係者を探し出し、証言を集め続けてきた。幼なじみ、初恋の人、初めての男、芸妓屋に売った女衒、更生を促した学校長、被害者の妻、そして、事件から三十年が経ち、小料理屋の女将となっていた阿部定自身…。それぞれの証言が交錯する果てに、定の胸に宿る“真実”が溢れだす―。昭和の猟奇殺人「阿部定事件」。何が彼女をそうさせたのか?性愛の極致を、人間の業を、圧倒的な筆力で描き出す比類なき評伝小説。
「BOOKデータベース」 より