文画双絶 : 畸人水島爾保布の生涯
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書誌事項
文画双絶 : 畸人水島爾保布の生涯
白水社, 2024.2
- タイトル別名
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Bunga sōzetsu : kijin Mizushima Niō no shōgai
- タイトル読み
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ブンガ ソウゼツ : キジン ミズシマ ニオウ ノ ショウガイ
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注記
主な参考文献: p775-780
人名索引: pi-xix
内容説明・目次
内容説明
日本のビアズレーとも呼ばれる異端の画家、同時に碩学を誇らぬ稀代のコラムニスト。明治・大正・昭和にわたり、四月八方に才知を蕩尽、あえて梯子を降りて埒外に生き、遂に忘れ去られた東京人の魅力を、芸術選奨新人賞受賞の第一人者が掘り起こす。
目次
- 根岸、不思議ね 追憶の家郷
- この父の子 父の履歴と幼少時代
- 二兎の徒に 美術学校と詩心の目覚め
- 鳩よ、見やる闇夜とは 児童文学と従軍
- 意地もひもじい 美校卒業と結婚
- 黄泉の季節、鬱積の御代「新文芸」の頃
- 暗い快楽 明治の終焉、デカダンの日々
- 異端、変態「モザイク」と行樹社
- 長旅、延びたがな 新潟から関西彷徨へ
- 居場所なし、よしなよ芝居 美術劇場と「モザイク」の終焉
- 軽やかさ、大阪やろか 大阪朝日新聞へ
- 社が多才さ耕し 大阪朝日での仕事
- 字に黒し、真白く虹 白虹事件と大阪朝日退社
- 醒めとったまま、また勤めさ 東京日日新聞の頃
- とかくに一言、皮肉かと「根岸より」
- 如何はせん、現世は瓦解 関東大震災の前後
- なんか槌音、落ち着かんな 帝都復興と中国趣味
- どんなもんだ、奇談も何度 児童文学と水島家
- 委細見物、雑文掲載 満韓遊覧と円本ブーム
- 徒食、閑談、書くよしと 漫画家仲間と「食道楽」グループ
- ニヒル、淡々、暗澹たる日に「大日」のコラム
- 屈む、かじかむ画家 日中開戦の頃
- 国もヨタ、四方に苦 近衛新体制の時代
- 遁世、敗戦と 太平洋戦争と新潟疎開
- 雪に消ゆ 新潟隠棲と晩年
「BOOKデータベース」 より