キルケゴールのキリスト論 : 同時代のヘーゲル主義者との関係で

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キルケゴールのキリスト論 : 同時代のヘーゲル主義者との関係で

鹿住輝之著

新教出版社, 2024.1

タイトル読み

キルケゴール ノ キリスト ロン : ドウジダイ ノ ヘーゲル シュギシャ トノ カンケイ デ

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注記

参考文献表: p278-290

人名索引: p294-295

事項索引: p296-299

内容説明・目次

内容説明

従来キルケゴールの体系批判はヘーゲル批判と結びつけられてきたが、実はハイベアやマーテンセンといった同時代のヘーゲル主義者に向けられていた。彼らはデンマーク社会が直面した自由主義的要求に各様に応答したが、キルケゴールは両者と異なっていた。その相違の核心をキリスト論に見出し、その理路を解明した俊英の力作。

目次

  • 第1章 三者の危機意識の基盤となった歴史的背景(デンマークにおける国家と宗教の結びつき;敬虔主義と啓蒙主義;自由主義の台頭;自由主義と農民覚醒運動とナショナリズムの結合;一八四八年の革命と信教の自由)
  • 第2章 ハイベアのキリスト論(ハイベアの生い立ちと問題意識;ハイベアの『現代にとっての哲学の意義について』;「ローテ博士の三位一体論と和解論への批評」におけるハイベアのキリスト教)
  • 第3章 マーテンセンのキリスト論(マーテンセンの生い立ちと問題意識;マーテンセンの受肉理解;マーテンセンの危機意識と教会論)
  • 第4章 キルケゴールのキリスト論(『イロニーの概念』におけるキルケゴールの問題意識;『あれかこれか』における思弁批判;『哲学的断片』と『後書き』でのキリスト教の思弁的解釈に対する批判;愛としてのキリスト教)

「BOOKデータベース」 より

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