障害者の自律/自立と憲法 : 「自立生活」論から「自律の保障」を問いなおす

書誌事項

障害者の自律/自立と憲法 : 「自立生活」論から「自律の保障」を問いなおす

杉山有沙著

弘文堂, 2024.2

タイトル別名

障害者の自律自立と憲法 : 自立生活論から自律の保障を問いなおす

タイトル読み

ショウガイシャ ノ ジリツ ジリツ ト ケンポウ : ジリツ セイカツロン カラ ジリツ ノ ホショウ オ トイナオス

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注記

文献あり

収録内容

  • 個人の自律を強調した生存権保障の意義
  • 自己決定権行使のための積極的措置の法的位置づけ
  • 自己決定権行使の前提としての知る権利と合理的配慮
  • 性的関係・結婚に関する自己決定能力
  • ケアと居住場所をめぐる自己決定能力
  • 医療場面における自己決定能力
  • 社会的弱者の「自律」と「自己決定権」の意味
  • 憲法25条と社会保障給付の支給決定手続での「自律」
  • 自己決定能力がない者の「自律的な生」と他者との関係性
  • ヤングケアラーと「自律」形成
  • 障害者の個人としての「自律」と生存権の保障

内容説明・目次

内容説明

真にインクルージブな人権論をめざして。憲法論における人権保障の前提として通底する“個人の自律”。それでは、他者に依存する存在として描かれがちな障害者、高齢者や子どもの人権保障とりわけ生存権保障は、どのように考えるべきなのか。「自由」や「自律」の原理と生存権保障との連続性を論証することによって、より包摂的な人権論を切りひらく、挑戦の書。

目次

  • 第1部 障害者の「自律」を支える理論(個人の自律を強調した生存権保障の意義;自己決定権行使のための積極的措置の法的位置づけ;自己決定権行使の前提としての知る権利と合理的配慮)
  • 第2部 「自己決定能力」の有無をめぐる司法の判断基準(性的関係・結婚に関する自己決定能力;ケアと居住場所をめぐる自己決定能力;医療場面における自己決定能力)
  • 第3部 憲法と社会的弱者の「自律」(社会的弱者の「自律」と「自己決定権」の意味;憲法25条と社会保障給付の支給決定手続での「自律」;自己決定能力がない者の「自律的な生」と他者との関係性;ヤングケアラーと「自律」形成)
  • 第4部 障害者と「自律的な生」の保障(障害者の個人としての「自律」と生存権の保障)

「BOOKデータベース」 より

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