健康朝鮮 : 植民地のなかの感染症・衛生・身体
著者
書誌事項
健康朝鮮 : 植民地のなかの感染症・衛生・身体
名古屋大学出版会, 2024.2
- タイトル別名
-
건강조선
健康朝鮮 : 植民地のなかの感染症衛生身体
- タイトル読み
-
ケンコウ チョウセン : ショクミンチ ノ ナカ ノ カンセンショウ・エイセイ・シンタイ
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注記
参考文献: 巻末p23-44
索引: 巻末p1-15
内容説明・目次
内容説明
体操する人々。スペイン・インフルエンザのパンデミックを経験した植民地は、いかにしてその医療衛生システムを構築し、人々の健康を管理しようとしたのか。学校・工場・農村・軍・遊郭などの実態を、スポーツやレクリエーションも視野にトータルに解明、帝国下での医療の社会化の光と影をとらえた渾身の成果。
目次
- 序章 植民地朝鮮における疾病・衛生と身体
- 第1部 感染症と公衆衛生(スペイン・インフルエンザの大流行―疾病と死亡の構造;結核の流行とその背景―社会経済的優位のパラドクス;遊郭の導入と花柳病の流行―植民地「亡国病」と身体的管理)
- 第2部 労・農・軍の衛生(煙草工場と労働衛生―朝鮮総督府専売局;熊本農場と農村衛生―慈恵診療所の設置と運営;朝鮮駐箚軍・朝鮮軍の衛生と医療―植民地と日本軍)
- 第3部 身体と鍛練(学校体育と運動会―普通学校・小学校・国民学校;労働者の身体と体育―朝鮮総督府逓信局と企業スポーツの起源;朝鮮簡易生命保険とラヂオ体操の普及―社会教育の生成)
- 第4部 衛生インフラの光と影(水道の普及と経営分析―感染症・水質論争の検証;温陽温泉の近代化と朝鮮京南鉄道―湯治と娯楽;阿片中毒と阿片専売―植民地住民と麻薬政策)
- 終章 衛生の帝国と植民地
「BOOKデータベース」 より