性的資本論 : 欲望/剰余享楽/ジェンダー
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性的資本論 : 欲望/剰余享楽/ジェンダー
(知の新書, capital ; C01 . 資本論 / 山本哲士 [著]||シホンロン ; 1)
文化科学高等研究院出版局 , 読書人 (発売), 2024.1
- タイトル別名
-
Sexual capital : desire/jouissance/gender//plus‐de‐jouir
性的資本論 : 欲望剰余享楽ジェンダー
- タイトル読み
-
セイテキ シホンロン : ヨクボウ ジョウヨ キョウラク ジェンダー
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注記
英文タイトルはブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
“資本”は個々の固有の力である。そして、「資本はシニフィアン」である。経済資本だけが資本ではない。現在世界の経済・政治の根源には「性的資本」の作用がある。資本の初源的な作用である「性的資本」を、享楽/剰余享楽から問い返し、賃金や商品を欲望する現在社会の本源的な構造を明証化して労働・性別化・剰余価値を根本から問う。セクシュアリティからのセックスの離床、ジェンダーからのセックスの離床が、欲望の主体化=従体化と経済セックスの産業的ジェンダー体制を構成している。「性的資本」「エロス的資本」の諸相を明らかにして、性経済、性権力、性言説を考え直し、自己性の自分技術の可能条件を探る手がかりを見出し、さまざまな“性的なもの”をめぐる事象を本質から考えるツールが示される。マルクス=ラカンの理論からラディカルなフェミニズム理論の成果を検証。多彩な資本世界の解明がここから初まる。
目次
- 序として 資本主義/資本/SEXと性的資本
- 第1節 性的資本の四カテゴリーと、その先へ―イローズ/カプランの論述から
- 第2節 エロス的資本と魅力的な人のパワー―ハキムによる考察から
- 第3節 経済セックスと性的資本の“性”政治経済
- 第4節 性的差異とジェンダー―doing sex/doing gender
- 第5節 性的資本における享楽と剰余享楽―ラカンとマルクス
- 結節にかえて 性的資本と感情資本主義/感情専制主義
「BOOKデータベース」 より