ヤマトタケルの日本史 : 女になった英雄たち

書誌事項

ヤマトタケルの日本史 : 女になった英雄たち

井上章一著

中央公論新社, 2024.2

タイトル別名

ヤマトタケルの日本史 : 女になった英雄たち

タイトル読み

ヤマト タケル ノ ニホンシ : オンナ ニ ナッタ エイユウ タチ

注記

主要参考文献: p331-333

内容説明・目次

内容説明

日本を代表する建国伝説の英雄、ヤマトタケル。美貌の皇子は、女をよそおい、敵を殺めたと記紀は伝える。やがて英雄譚は、スサノオの聖剣伝説、源義経の千人斬り、熱田神の楊貴妃転生説、八犬伝の復讐劇へ。千年にわたり変奏する「女になった英雄たち」の物語を、私たちは愛し、語り継いできた。その精神は、帝国軍人の女装劇、現代の多様な性にも至るという。なぜ日本の勇者は、美しき暗殺者なのか?著者が少年時代から抱いてきた憧憬に出発し、日本史の英雄たちを自在に訪ね、性の日本文化史を描き出す。古今の文献をふまえ麗筆をふるい、日本人の夢や願望、民族感情のありかを明らかにする。

目次

  • 第1章 牛若か義経か
  • 第2章 ヤマトタケル
  • 第3章 変奏曲
  • 第4章 スサノオ
  • 第5章 熱田神は楊貴妃に
  • 第6章 大江戸美少年伝説
  • 第7章 大日本帝国の軍人たち
  • 終章 多様な性と異性装

「BOOKデータベース」 より

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