四国山地から世界をみる : ゾミアの地球環境学
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書誌事項
四国山地から世界をみる : ゾミアの地球環境学
昭和堂, 2024.3
- タイトル読み
-
シコク サンチ カラ セカイ オ ミル : ゾミア ノ チキュウ カンキョウガク
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注記
索引あり
収録内容
- ゾミアの地球環境学とは何か : 四国山地から世界をみる / 内藤直樹, 石川登 [執筆]
- 四国山地の地質・地形と暮らし : 生活文化のベースを作る大地(ジオ) / 殿谷梓 [執筆]
- 四国山地の道の風景 : 現象としての道、施設としての道路 / 石川初 [執筆]
- 工作者の風景 : 徳島県神山町の農家の生活空間 / 石川初 [執筆]
- 土地が生む石積みと石積み技術 : 四国山地に見る生活技術 / 真田純子 [執筆]
- 鉱物資源から地域をみる : 別子銅山の街の消長 / 北野真帆, 内藤直樹 [執筆]
- 地域伝統発酵食品としての後発酵茶 : 阿波茶・碁石茶・石鎚茶・バタバタ茶 / 内野昌孝 [執筆]
- 微生物からみた後発酵茶の地域性 / 堀江祐範 [執筆]
- アジアにおけるチャの伝播 : 嗜好品作物としてのチャ / 山口聰 [執筆]
- 阿波晩茶と地域社会 : 近現代における晩茶の流通と消費 / 今石みぎわ [執筆]
- 乳酸発酵茶・阿波晩茶の製法と用具 : 自家用品と農産品とのハイブリッド型生産 / 磯本宏紀 [執筆]
- 森をつくる統治 : 魚梁瀬山を巡る統治機構と地元民 / 赤池慎吾 [執筆]
- 歴史学からみた近世の山里 : 阿波国那賀川流域を題材に / 町田哲 [執筆]
- 山で食べ、山を離れ、山を変える時代へ : 和紙原料栽培をめぐる四国山地と森の変化 / 田中求 [執筆]
- 森を活かす産業 : 高知における製炭業の変容 / 増田和也 [執筆]
- 森と人の近代史を伝える : 魚梁瀬森林鉄道の遺産化のうごき / 岩佐光広 [執筆]
- 草地から「自然」へ : 剣山系における半自然草地の近代 / 鎌田磨人 [執筆]
- 世界農業遺産の景観 : 徳島県西部の山村景観を産業資本主義の跡地として捉える / 内藤直樹 [執筆]
- 四国山地の集落の景観を支える価値観 / 市川昌広 [執筆]
- クマもいる四国山地をめざして : 自然との対立から共存へ / 安藤喬平 [執筆]
- 日本の地域を見ることの面白さ : 東南アジアで再発見する四国 / 片岡樹 [執筆]
内容説明・目次
内容説明
ゾミアとは、ヒマラヤから東南アジア・中国にひろがる山地に分布する、独自の文化、社会、生態環境をもつ自治の空間である。本書は四国山地をこのゾミア的空間の一つとしてとらえ、多分野の研究者たちが、地域を文理融合的視点で複眼的にみる面白さを伝える。
目次
- 序章 ゾミアの地球環境学とは何か―四国山地から世界をみる
- 第1部 地質と人間―動く大地とともに生きる(四国山地の地質・地形と暮らし―生活文化のベースを作る大地;四国山地の道の風景―現象としての道、施設としての道路;工作者の風景―徳島県神山町の農家の生活空間;土地が生む石積みと石積み技術―四国山地に見る生活技術;鉱物資源から地域をみる―別子銅山の街の消長)
- 第2部 微生物と文化―“おいしい”をつくるつながり(地域伝統発酵食品としての後発酵茶―阿波茶・碁石茶・石鎚茶・バタバタ茶;微生物からみた後発酵茶の地域性;アジアにおけるチャの伝播―嗜好品作物としてのチャ;阿波晩茶と地域社会―近現代における晩茶の流通と消費;乳酸発酵茶・阿波晩茶の製法と用具―自家用品と農産品とのハイブリッド型生産)
- 第3部 森と近代―景観を生み出す統治と流通(森をつくる統治―魚梁瀬山を巡る統治機構と地元民;歴史学からみた近世の山里―阿波国那賀川流域を題材に;山で食べ、山を離れ、山を変える時代へ―和紙原料栽培をめぐる四国山地と森の変化;森を活かす産業―高知における製炭業の変容;森と人の近代史を伝える―魚梁瀬森林鉄道の遺産化のうごき)
- 第4部 山村の未来―他者とともにある景観(草地から“自然”へ―剣山系における半自然草地の近代;世界農業遺産の景観―徳島県西部の山村景観を産業資本主義の跡地として捉える;四国山地の集落の景観を支える価値観;クマもいる四国山地をめざして―自然との対立から共存へ;終章 日本の地域を見ることの面白さ―東南アジアで再発見する四国)
「BOOKデータベース」 より