暴力の表象空間 : ヨーロッパ近現代の危機を読み解く
著者
書誌事項
暴力の表象空間 : ヨーロッパ近現代の危機を読み解く
(明治大学人文科学研究所叢書)
法政大学出版局, 2024.2
- タイトル別名
-
Repräsentationsräume der Gewalt : Krisen in Europa im 20. und 21. Jahrhundert
- タイトル読み
-
ボウリョク ノ ヒョウショウ クウカン : ヨーロッパ キンゲンダイ ノ キキ オ ヨミトク
大学図書館所蔵 件 / 全59件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
文献あり
収録内容
- 性差と暴力 : 精神分析からのUrsprungへの問い / 関修 [執筆]
- 暴力の場としての翻訳 : フランツ・ローゼンツヴァイクの翻訳論について / 大西雅一郎 [執筆]
- パンデミックとミメーシス的暴力 / グンター・ゲバウア [執筆] ; 田島正行訳
- 社会的承認論のアクチュアリティ : 制度化された暴力への抵抗の(不)可能性 / 宮本真也 [執筆]
- ドイツの市民社会と文明化の過程 : 政治と暴力の表象空間としてのサッカー / 釜崎太 [執筆]
- ケアにおける贈与と暴力 : / 岩野卓司 [執筆]
- 恐怖とムウサの時間 : テロルをめぐるマンデリシタームとアフマートワの詩、およびそのダンテ的コンテクスト / 斉藤毅 [執筆]
- 戦間期ベルリンのメールヒェン : ユーリウス・ベルストル『ベルリン・シュレージェン駅』に描かれた暴力 / 岡本和子 [執筆]
- 暴力と詩的表象 : シェイマス・ヒーニーと北アイルランド紛争 / 鈴木哲也 [執筆]
内容説明・目次
内容説明
暴力に抗うために、それについて語り続けなければならない。精神分析論、翻訳論、パンデミック危機に伴う暴力を剔出し、社会的承認論、ケアと贈与、サッカーと市民社会をめぐる考察から共同体と暴力との関係を問い直すとともに、大テロル期ソ連、戦間期ベルリン、北アイルランド紛争時代の文学を通じて暴力の根源に迫る。現代社会の喫緊の課題を考える手引き書。
目次
- 第1部 暴力の根源を探る(性差と暴力―精神分析からのUrsprungへの問い;暴力の場としての翻訳―フランツ・ローゼンツヴァイクの翻訳論について;パンデミックとミメーシス的暴力)
- 第2部 暴力との対峙(社会的承認論のアクチュアリティ―制度化された暴力への抵抗の(不)可能性;ドイツの市民社会と文明化の過程―政治と暴力の表象空間としてのサッカー;ケアにおける贈与と暴力)
- 第3部 暴力の記述を読み解く(恐怖とムウサの時間―テロルをめぐるマンデリシタームとアフマートワの詩、およびそのダンテ的いコンテクスト;戦間期ベルリンのメールヒェン―ユーリウス・ベルストル『ベルリン・シュレージェン駅』に描かれた暴力;暴力と詩的表象―シェイマス・ヒーニーと北アイルランド紛争)
「BOOKデータベース」 より