近代チベット政治外交史 : 清朝崩壊にともなう政治的地位と境界

書誌事項

近代チベット政治外交史 : 清朝崩壊にともなう政治的地位と境界

小林亮介著

名古屋大学出版会, 2024.2

タイトル読み

キンダイ チベット セイジ ガイコウシ : シンチョウ ホウカイ ニ トモナウ セイジテキ チイ ト キョウカイ

注記

文献一覧: 巻末p10-31

収録内容
  • 序章
  • ダライ・ラマ政権と清朝の境界地域
  • ダライ・ラマ政権のカム支配 : 一八六五~一九一一年: 前編
  • ダライ・ラマ政権のカム支配 : 一八六五~一九一一年 : 後編
  • ダライ・ラマ政権のカム支配とデルゲ王国 : 徳格土司
  • 日露戦争とチベット
  • チベットとアメリカの邂逅
  • 辛亥革命とチベット・日本関係
  • ルンシャル使節団とイギリス
  • チベットの政治的地位とシムラ会議
  • シムラ会議・境界紛争・停戦協定
  • 境界紛争と僧院
  • 終章
内容説明・目次

内容説明

アジアの中央で交錯する複数の秩序・利害・権力―。仏教を介して中国と特別な関係を結び、広大な領域を治めたダライ・ラマ政権。東アジア国際秩序の構造転換を前に、彼らは勢力を維持すべくいかに行動したのか。そこで主張された「独立」「自治」の意味とは何か。現代に至るチベット問題の起源を、チベット語を中心とする貴重な一次史料に基づき究明した画期的成果。

目次

  • 第1部 境界地域をめぐる相剋(ダライ・ラマ政権と清朝の境界地域;ダライ・ラマ政権のカム支配(一八六五〜一九一一年);ダライ・ラマ政権のカム支配とデルゲ王国(徳格土司))
  • 第2部 近代国際社会とチベット(日露戦争とチベット―ダライ・ラマ一三世の川島浪速宛書簡;チベットとアメリカの邂逅―ダライ・ラマ一三世とロクヒル;辛亥革命とチベット・日本関係;ルンシャル使節団とイギリス)
  • 第3部 政治的地位と境界をめぐって(チベットの政治的地位とシムラ会議;シムラ会議・境界紛争・停戦協定―「内チベット」と「外チベット」;境界紛争と僧院)

「BOOKデータベース」 より

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