詭弁社会 : 日本を蝕む"怪物"の正体
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書誌事項
詭弁社会 : 日本を蝕む"怪物"の正体
(祥伝社新書, 696)
祥伝社, 2024.3
- タイトル別名
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詭弁社会 : 日本を蝕む怪物の正体
- タイトル読み
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キベン シャカイ : ニホン オ ムシバム カイブツ ノ ショウタイ
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内容説明・目次
内容説明
日本社会に跋扈する二匹の“怪物”。近年の政治報道で連日のように見聞きする「そのご批判は当たらない」「○○の意図はなかった」「コメントを差し控えさせていただく」といった政治家の言葉。これらは「詭弁」と言われ、相手をあざむくことを目的に使われる論理の詐術である。詭弁は、「ウソ」と同じく人間社会の理性や良識を食い散らかして壊してしまう怪物であり、政治の世界のみならず、言論界や我々一般社会をも静かに蝕んでいる。本書は、近年の政治における詭弁をさまざまな角度から分析・検証し、“感染”しないための免疫をつけるもの。大手メディアが権力との戦いを放棄し、大量のウソと詭弁が溢れる時代にあって、必読の一冊である。
目次
- 第1部 現代日本社会に蔓延する「詭弁」の事例(本当はこわい「お答え/説明を控えさせていただく」という詭弁;説明責任放棄の呪文と化した「丁寧に説明する」という詭弁;「○○の意図はなかった」と「誤解を与えたならお詫びする」という詭弁 ほか)
- 第2部 人間の思考を狂わせる「詭弁というウイルス」(そもそも詭弁とはなにか;論理的に誠実な議論を台無しにしてしまう詭弁術;よくある詭弁のパターン1:間違った定義から話を始める;よくある詭弁のパターン2:論理的思考と情緒的思考のすり替え;よくある詭弁のパターン3:間違った二項対立と極論への飛躍)
- 第3部 過去の歴史と現代の歴史認識に見られる詭弁(日中戦争期と太平洋戦争期の政府発表に見られた詭弁;現実認識を歪ませ、合理的思考力を失わせる「詭弁の常態化」;大日本帝国を擁護する詭弁の歴史解釈:歴史修正主義;日本社会はなぜ詭弁に対してこれほど無力となったのか)
「BOOKデータベース」 より