東アジア的世界分析の方法 : 「術数文化」の可能性

書誌事項

東アジア的世界分析の方法 : 「術数文化」の可能性

水口幹記編 ; 水口拓寿 [ほか執筆]

文学通信, 2024.2

タイトル別名

東アジア的世界分析の方法 : 術数文化の可能性

タイトル読み

ヒガシアジアテキ セカイ ブンセキ ノ ホウホウ : ジュッスウ ブンカ ノ カノウセイ

電子リソースにアクセスする 全1
注記

そのほかの執筆者: 清水浩子, 田中良明, 高橋あやの, 鄭淳一, 山口えり, 山下克明, マティアス・ハイエク, 佐々木聡, 洲脇武志, 佐野誠子, 山崎藍, 深澤瞳, 宇野瑞木, 松浦史子, 小塩慶, ファム・レ・フイ, 名和敏光, 三浦雄城, 椛島雅弘, 小倉聖, 王祥偉, 游自勇, 朴杰淳, 押川信久, 裴伯釣

参考文献あり

収録内容
  • 「術数」概念をめぐる省察 / 水口拓寿著
  • 陰陽五行説と数 / 清水浩子著
  • 中国の天文学 / 田中良明著
  • 世宗期の天文暦算学における中国知識の受容 / 高橋あやの著
  • 新羅・渤海の使者往来と日本の暦法受容 / 鄭淳一著
  • 中世陰陽道と『簠簋内伝金烏玉兎集』 / 山下克明著
  • ベトナムにおける天文五行占書の受容と流布について / 佐々木聡著
  • 『漢書』天文志の注釈と後漢末の学術 / 洲脇武志著
  • 中国仏教における呪術の立場 / 佐野誠子著
  • 中国文学と<術数文化>との関わり / 山崎藍著
  • 治病の言説と信仰と呪術 / 深澤瞳著
  • 五-六世紀の高句麗壁画墓にみる三足烏について / 松浦史子著
  • 日本の祥瑞の流れ / 小塩慶著
  • 東アジアにおける祥瑞文化と仏教 / ファム・レ・フイ著
  • 占術理論の伝世文献・中国出土資料を用いた遡及的考察 / 名和敏光著
  • 董仲舒の符瑞思想 / 三浦雄城著
  • 中国兵学における五星占の理について / 椛島雅弘著
  • 古代中国占術理論の検証 / 小倉聖著
  • 稀有な「狐鳴占」に関する文献とそれに関連した問題 / 王祥偉著 ; 小倉聖訳
  • 敦煌写本「百怪図」補考 / 游自勇著 ; 小倉聖訳
  • 敦煌写本「百怪図」続綴 / 游自勇著 ; 水口幹記訳
  • 『高麗史』天文志小考 / 朴杰淳著 ; 押川信久訳
  • 中代時期の越南儒家の筮法の実行と易理の体験について / 裴伯釣著 ; 小倉聖訳
内容説明・目次

内容説明

古代中国に登場し、時にそれは「数術」とも称され、以降中国において思想的にも政治的にも重要な役割を果たすこととなる学問分野のひとつ、「術数」―。本書は、術数をめぐりさまざまな観点が提示されているなか、幅広い文化的現象を統合する用語として“術数文化”というキータームを設定する―。こうすることで文化の多面的な読み解きを可能にできないか?天文占文献二十三種解題収録。

目次

  • 第1部 “術数文化”の世界―その成立と展開(「術数」概念をめぐる省察;陰陽五行説と数;中国の天文学―太陽の運行と蝕への理解を中心に;世宗期の天文暦算学における中国知識の受容 ほか)
  • 第2部 “術数文化”研究の最前線(董仲舒の符瑞思想―その特徴と継承;中国兵学における五星占の理について;古代中国占術理論の検証―馬王堆漢墓帛書と銀雀山漢墓竹簡の風占の比較;稀有な「狐鳴占」に関する文献とそれに関連した問題 ほか)
  • 第3部 東アジアにおける天文占知識の形成と伝播(天文占文献二十三種解題)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報
ページトップへ