近世後期の海防と社会変容
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近世後期の海防と社会変容
勉誠社, 2024.2
- タイトル読み
-
キンセイ コウキ ノ カイボウ ト シャカイ ヘンヨウ
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注記
学位請求論文 (早稲田大学, 2022年) をもとに, 加筆・修正したもの
参考文献一覧: p341-351
収録内容
- 序章
- 「江戸湾海防」体制の成立と関東譜代藩
- 岩槻藩房総分領の海防
- 房総諸藩の異国船情報ネットワークと海防体制
- 「江戸湾海防」と江戸湾防備担当藩
- 彦根藩の海防と世田谷領
- 九十九里地域における組合村の海防
- 海防費用負担と地域
- ペリー来航の記憶
- 水野浜松藩の自領海防体制と海防思想
- 安政期における噴火湾の海防と盛岡藩の分領化
- 終章
内容説明・目次
内容説明
近世の海防は「国防」か?近世後期、相次ぐ異国船の来航に対して、人々はどのように対応したのか。日本各地で構築された海防(海岸防備)体制に焦点を当て、藩と地域社会の両面からその実態を明らかにする。幕府に対する軍役としての海防と個別領主の領地を自衛するための自領海防との違いを考察するとともに、人びとがどのような意識で海防に従事し、既存の社会秩序がどのように変容していったのかを鮮やかに描き出す。幕藩研究に一石を投じる意欲作。
目次
- 第1部 「江戸湾海防」体制の成立(「江戸湾海防」体制の成立と関東譜代藩;岩槻藩房総分領の海防;房総諸藩の異国船情報ネットワークと海防体制;「江戸湾海防」と江戸湾防備担当藩)
- 第2部 海防と地域社会(彦根藩の海防と世田谷領;九十九里地域における組合村の海防;海防費用負担と地域―上総国山辺郡宿村一件を事例に)
- 第3部 海防思想と開国後の海防(水野浜松藩の自領海防体制と海防思想;安政期における噴火湾の海防と盛岡藩の分領化)
「BOOKデータベース」 より