移ろう前衛 : 中国から台湾への絵画のモダニズムと日本
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移ろう前衛 : 中国から台湾への絵画のモダニズムと日本
中央公論美術出版, 2024.2
- タイトル別名
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Transitioning avant-garde : the influence of Japan on modernist painting from Republican China to post-War Taiwan
遷變的前衛 : 從民國到戰後台灣的現代主義繪畫與日本
中国と台湾におけるモダニズム絵画の展開 : 李仲生とその周辺を中心に
- タイトル読み
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ウツロウ ゼンエイ : チュウゴク カラ タイワン エノ カイガ ノ モダニズム ト ニホン
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注記
博士論文「中国と台湾におけるモダニズム絵画の展開 : 李仲生とその周辺を中心に」(東京大学, 2014年) をもとに大幅な改稿と加筆修正したもの
主要参考文献一覧: p483-505
人名索引: p513-517
収録内容
- 「移ろう」/「映ろう」絵画
- モダニズムの起源
- 中国絵画の近代化と日本
- 上海モダンと決瀾社
- 日本の前衛画壇と中国の画学生たち
- 中華独立美術協会の「超現実主義」
- 李仲生の「ローカルカラー」
- 誌上の展覧会へ
- 東京・上海・広東・台北をつないで
- 日本的「超現実主義」の対決
- 中国的「前衛」絵画の再構築
- 前衛絵画における「個人」と「国家」
- 筆墨による和平と抗戦
- 五月画会と東方画会
- 中国的抽象絵画をめざして
- 「前衛画家」を演じる
- 「前衛」芸術の表現空間
- 戦後台湾美術のモダニズム
- モダニズムのその後
- 記憶のなかの「前衛」絵画
内容説明・目次
内容説明
政治動向と不可分に展開してきた中国と台湾の20世紀美術を日本とのかかわりも交えて俯瞰することで、東アジアの近現代美術史に新たな視点をもたらす気鋭の論集。ともすれば一国主義中心に傾きがちな美術史観では捉えきれない作品と芸術家の活動について精緻に検証する。
目次
- 序章 「移ろう」/「映ろう」絵画
- 付論1 モダニズムの起源―日本的「前衛」絵画にいたるまで
- 第1部 広東・上海・東京(中国絵画の近代化と日本―方人定の「日本」画“後園図”をめぐって;上海モダンと決瀾社―倪貽徳と陽太陽にみる日本的「イズム」のかたち ほか)
- 第2部 上海・香港・重慶・台北(日本的「超現実主義」の対決―雑誌Shanghaiと香港の抗日壁画;中国的「前衛」絵画の再構築―戦時期の「独立美術展覧会」を手がかりにして ほか)
- 第3部 台北(五月画会と東方画会―国際的前衛絵画の「制度」構築;中国的抽象絵画をめざして―現代絵画論争(一九六一〜六二年)にみる東西冷戦下の台湾「水墨」画 ほか)
- 終章 記憶のなかの「前衛」絵画
「BOOKデータベース」 より