キェルケゴール美学私考 : イロニーと良心

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キェルケゴール美学私考 : イロニーと良心

木瀬康太著

北樹出版, 2024.2

タイトル読み

キェルケゴール ビガク シコウ : イロニー ト リョウシン

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注記

東京大学大学院総合文化研究科博士学位論文『初期キェルケゴールにおける美学 : 美的「宥和」論の構築』(2019.6)を改稿したもの

参考文献一覧: p222-233

人名索引: p234-235

事項索引: p236-239

内容説明・目次

内容説明

美学を礎にした倫理の構築に向けて。イロニーをもたらす「知」と、良心に根ざした「信仰」との相剋を、美学的考察によって丹念にあぶり出す。

目次

  • 序論 本書の研究視角と叙述方法
  • 第1部 初期キェルケゴールの哲学的美学:イロニー論(キェルケゴールの問題意識;美学研究の開始;イロニーについての知見の拡大過程;様々な美学的考察―イロニー論との関連で;『イロニーの概念について』における疎外論と「宥和」論;中間考察)
  • 第2部 初期以後のキェルケゴールの神学的美学:良心論(誤った方向をとった「反省」に抗して―キェルケゴールによるハイベア批判;イロニーと良心の協働―『愛のわざ』を中心に)
  • 結語 信仰の光学としてのキェルケゴール美学―尊厳論への展望

「BOOKデータベース」 より

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