方丈記を読む : 孤の宇宙へ
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方丈記を読む : 孤の宇宙へ
(法蔵館文庫, [あ2-1])
法藏館, 2024.3
- タイトル読み
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ホウジョウキ オ ヨム : コ ノ ウチュウ エ
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注記
シリーズ番号はブックジャケットによる
参考文献等一覧: p299-318
鴨長明関連略年譜: p321-327
内容説明・目次
内容説明
源平の争乱という激動の時代、下鴨神社の社家に生まれながら、父の早世により不遇のまま出家遁世した長明は、実家を出て妻子も持たず、心の平安を求めて、縮小ばかりのつらい坂を転げおちる。優れた歌人であり管弦の名手であった長明が理想の住まいを求め、日野の山中に庵を構えて到達した「閑居の気味」とは。京の都でうち続いた、五大災厄(大火、辻風、都遷り、大地震、飢饉)を目の当たりにし、生きづらい世を嘆きつつも、どこか微笑とゆとりも忘れない都人の精神。先の見えない不安の時代だからこそ読み継がれたい、日本古典屈指の名随筆を、第一人者による校訂本文・大意・原文、解説を含めた珠玉のエッセイで味わう。
目次
- 序章 『方丈記』概観
- 第1章 ユク河ノナガレと“無常”観のイントロ
- 第2章 「世の不思議」と「予」のこと
- 第3章 私の人生と住まいの記
- 第4章 「閑居の気味」と「三界唯一心」
- 第5章 終章―自問自答と念仏と
「BOOKデータベース」 より