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阿部次郎ルネサンス : 研究の新地平

曽根原理, 伴野文亮, 仁平政人編

ぺりかん社, 2024.3

Title Transcription

アベ ジロウ ルネサンス : ケンキュウ ノ シンチヘイ

Note

阿部次郎略年譜: p273-275

Contents of Works
  • 阿部次郎と人文学の未来 / 野家啓一 [執筆]
  • 散歩する〈三太郎〉 / 仁平政人 [執筆]
  • 教育者・阿部次郎と門下生 / 伴野文亮 [執筆]
  • 阿部次郎の「感情移入」説と夏目漱石の文学理論 / 木戸浦豊和 [執筆]
  • 「文芸批評の標準」の変動を導いたもの / 田中祐介 [執筆]
  • 『徳川時代の芸術と社会』の執筆背景について / 杉本欣久 [執筆]
  • 帝大総長官選問題に対するマスメディアと知識人の反応の一端 / 菅野葉月 [執筆]
  • 阿部次郎と阿部和子 / 岡安儀之 [執筆]
  • 戦時下・晩年の能楽研究 / 小嶋翔 [執筆]
Description and Table of Contents

Description

『三太郎の日記』の著者として大正教養主義を牽引し、半世紀以上も日本の青年に多大な影響を与え続け、哲学・美学から日本文化研究まで幅広い業績を残した阿部次郎(1883‐1959)―“教養教育”が危機に瀕している現在、人文学“知の巨人”ともいうべき阿部について、東北帝国大学教員時代を中心に、学者としての思想や活動のみならず、教育者や家族としての側面まで、多様なアプローチからその人物研究をさらに押し開く―

Table of Contents

  • 1 阿部次郎の全体像を考える(阿部次郎と人文学の未来;散歩する“三太郎”―阿部次郎の思想と表現;教育者・阿部次郎と門下生)
  • 2 阿部次郎の多面的活動(阿部次郎の「感情移入」説と夏目漱石の文学理論―“投影”“表現”“同情”“没入”による文藝の内在的理解;「文芸批評の標準」の変動を導いたもの―阿部次郎と竹内仁の「人格主義論争」を再考する;『徳川時代の芸術と社会』の執筆背景について―浮世絵の評価からみる阿部次郎の「恋愛」論とその苦悩;帝大総長官選問題に対するマスメディアと知識人の反応の一端―阿部次郎宛津村秀夫書簡を例として;阿部次郎と阿部和子―父と左傾化する長女との確執を中心に;戦時下・晩年の能楽研究)

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