小津安二郎はなぜ「日本的」なのか

書誌事項

小津安二郎はなぜ「日本的」なのか

具慧原著

水声社, 2024.3

タイトル別名

小津安二郎はなぜ日本的なのか

タイトル読み

オズ ヤスジロウ ワ ナゼ 「ニホンテキ」 ナノカ

注記

参考文献一覧: p343-367

2022年3月に東京大学で受理された博士学位論文を修正・加筆したもの

内容説明・目次

内容説明

小津の作品につきまとう「日本的」という形容詞は、いったいいつ、誰によって、どのような意図で発せられたのか。作品をめぐる国内外の言説を精査することで、「日本的なもの」の多重性を明らかにし、その核心に迫る。

目次

  • 第1部 「日本的なもの」の形成―一九二〇年代後半から一九四〇年代前半まで(「日本的」映画の成立と小津映画の役割―一九二〇年代後半から一九三五年まで;「伝統的なもの」から「日本人らしさ」へ―一九三五年から終戦まで)
  • 第2部 戦後の議論―敗戦から一九六三年まで(「最も日本的な監督」としての定着―終戦から一九五五年まで;「古い伝統」の象徴的存在―一九五六年から一九六三年まで)
  • 第3部 ローカルな議論を越えて―一九七〇年代から一九八〇年代(一九七〇年代のアメリカにおける文化論的解釈;一九八〇年代における「日本的なもの」の転覆)

「BOOKデータベース」 より

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