都市に侵入する獣たち : クマ、シカ、コウモリとつくる都市生態系
著者
書誌事項
都市に侵入する獣たち : クマ、シカ、コウモリとつくる都市生態系
築地書館, 2024.3
- タイトル別名
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The accidental ecosystem : people and wildlife in American cities
都市に侵入する獣たち : クマシカコウモリとつくる都市生態系
- タイトル読み
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トシ ニ シンニュウ スル ケモノ タチ : クマ、シカ、コウモリ ト ツクル トシ セイタイケイ
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注記
その他の訳者: 森田哲夫, 細井栄嗣, 正木美佳
参考文献: p274-279
内容説明・目次
内容説明
住宅地の道を横切るクマ、ヒナに子ネコを与えるワシ、動物園のコアラを連れ去ったピューマ―。かつて人間のために創られた都市は、時代とともに清潔で緑あふれる場所へと成長した。しかし、人間の生活を豊かにした都市のあり方が、思いがけず野生生物が都市で生きていくことを可能にしたのである。都市はもはや人間だけのものではない。生息地を共有する隣人として彼らを受け入れ、互いを傷つけることなく共存していくためには、過去に学び科学に基づいて考える必要がある。今われわれが下す判断は、今後何世代にもわたって影響を与えることになるのだ。カリフォルニア大学の環境史家が、一匹のボブキャットとの出合いをきっかけに、都市生態系の知られざる歴史を解き明かし共生への道筋を探る全14章。
目次
- 序論 猛獣たちのいるところは、今
- 都市は生命あふれる場所にこそつくられた
- 家畜が都市を支配していた時代
- 都市の緑が野生生物を繁栄させた
- 郊外の成長と狩猟の衰退がもたらしたもの
- 生息地を保全する
- 都市で成功する動物
- 大型獣と生息地を共有するということ
- 都市の生態学的な価値
- 動物のための道
- 不快生物を理解する
- 動物たちがいるべき場所
- 駆除―時間とコストが永続的にかかり、暴力的で効果がなく、根本的原因を解決するより新たな問題をつくり出す野生生物管理の形態の正当性が疑われている
- 都市と共進化する生き物たち
- 都会の野生をいつくしむ
「BOOKデータベース」 より