「見える」ものや「見えない」ものをあらわす : 東アジアの思想・文物・藝術
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「見える」ものや「見えない」ものをあらわす : 東アジアの思想・文物・藝術
勉誠社, 2024.3
- タイトル別名
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Visible and invisible entities in thought, culture, and arts of East Asia
見えるものや見えないものをあらわす : 東アジアの思想文物藝術
- タイトル読み
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「ミエル」モノ ヤ「ミエナイ」モノ オ アラワス : ヒガシアジア ノ シソウ ブンブツ ゲイジュツ
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注記
京都大学人文科学研究所を拠点に実施された共同研究「「見えるもの」や「見えないもの」に関わる東アジアの文物や藝術についての学際的研究」(2019年度-2021年度) の研究成果報告書
文献あり
収録内容
- 后稷は天に配せられたのか / 古勝隆一著
- 漢魏晋墓の神坐と墓主図像 / 向井佑介著
- 西王母像の系譜と像の崇拝 / 森下章司著
- 仏像の出現について / 内記理著
- 南北朝期中国仏教における十地思想の再検討 / 魏藝著
- 莫高窟隋代の弥勒経変相図付近に描かれた二菩薩像 / 折山桂子著
- 日本仏教造像史と久遠の釈迦 / 田中健一著
- 『大方広仏華厳経』における「ヴァイローチャナ」とその教理的解釈 / 中西俊英著
- 盧舎那仏の可視性と立像 / 船山徹著
- 「法界仏像」における諸形象の表象意識 / 高橋早紀子著
- 雲岡石窟にあらわされた楽器について / 大平理紗著
- 供養者図像からみる雲岡石窟大型窟の造営 / 黄盼著
- 晩年の道宣による天竺中土説の克服 / 倉本尚徳著
- 「鏡像/線刻鏡」の考察 / 瀧朝子著
- 宋代仏画における清浄華院「阿弥陀三尊像」の史的位置 / 増記隆介著
- 太極殿および大極殿をめぐる文学作品四篇訳注 / 古勝隆一著
- 見えない天意を見せるもの / 塚本明日香著
- 医家と道家と体内観 / 横手裕著
- 道学における周惇頤顕彰と『太極図説』への注目 / 福谷彬著
- 道家系と儒家系と伊勢神道の「一なる」もの / 外村中著
- 北宋大中祥符年間における舎利荘厳の位相 / 稲本泰生著
- 涅槃会の変遷と涅槃図 / 西谷功著
- 幽霊能におけるまぼろし / 重田みち著
- 神宝より見える、見えない日本の神々の姿 / 清水健著
- 明清絵画にみる文人器玩のあり方 / 呉孟晋著
内容説明・目次
内容説明
「見える/見えない」を論じること、それらを描き出すこと―宗教や思想、藝術などの人間の営みは、このことが大変重要かつ普遍的なテーマであることを示している。東アジアの文物や藝術を解釈する上での共通の基盤の形成をめざすために、「見えるもの/見えないもの」にまつわる理論や事象について、従来の分野の枠組をこえて国際的にかつ学際的に探求。宗教・思想をはじめ、考古遺物から彫刻絵画、建築庭園、芸能音楽などにまで及ぶ様々な論点を、最先端の研究者二十四名の視角により提示する画期的論集。
目次
- 第1部 祭祀・墓葬と「見える」もの「見えない」もの
- 第2部 尊像の誕生
- 第3部 仏菩薩の姿と「時間」「過程」の表象
- 第4部 仏身と世界観―盧舎那仏の形と意味
- 第5部 音を「見せる」/姿を「留める」
- 第6部 仏菩薩の顕現する場
- 第7部 「見えない」ものを「とらえる」―付会と図解
- 第8部 諸教交渉と「見える」もの「見えない」もの
- 第9部 「見える」「見えない」現象の主体/連鎖するイメージ
「BOOKデータベース」 より