美しい日本の言霊 : 歌謡曲から情緒が見える

書誌事項

美しい日本の言霊 : 歌謡曲から情緒が見える

藤原正彦著

(PHP新書, 1390)

PHP研究所, 2024.4

タイトル読み

ウツクシイ ニホン ノ コトダマ : カヨウキョク カラ ジョウチョ ガ ミエル

内容説明・目次

内容説明

「懐かしさ」こそ人生のすべて。切々たる恋の記憶、いつも笑っていた若い日々。父が風呂場で歌ったヒットソング、母が台所で口ずさんだメロディ。たとえ時代は変わっても、歌は生き続ける。人間の限りある命と「別れ」は不可分であり、だからこそ私たちは惜別の念と共に、豊かな情緒、文化を育むことができた。歌謡曲を愛する数学者が、日本の詩歌に込められた万感の思い、失われたものが喚起する力を読み解く。

目次

  • 第1章 父の歌、母の歌(ぞうさん;赤城の子守唄;たきび;ふじの山;哀愁からのまつ林)
  • 第2章 生きるために歌う(浅草の唄;花;空の神兵;わたしが一番きれいだったとき;花の街)
  • 第3章 異郷と故郷(異国の丘;柿の木坂の家;急げ幌馬車;琵琶湖周航の歌;別れの一本杉;赤いハンカチ)
  • 第4章 恋に恋する日々(白い想い出;22才の別れ ほか)
  • 第5章 情緒の核心は「懐かしさ」(紅葉;夕日は落ちて ほか)

「BOOKデータベース」 より

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