AI監獄ウイグル
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Bibliographic Information
AI監獄ウイグル
(新潮文庫, 11879,
新潮社, 2024.4
- Other Title
-
The perfect police state : an undercover odyssey into China's terrifying surveillance dystopia of the future
- Title Transcription
-
AI カンゴク ウイグル
Available at / 30 libraries
-
Prefectural University of Hiroshima Library and Academic Information Center
316.822/C12110093016
-
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Note
単行本: 2022年刊
原著: c2021
年表: p[8]-[9]
Description and Table of Contents
Description
中国新疆ウイグル自治区には、ホロコースト以来、史上最大規模の少数民族の強制収容所が作られた。収容されるのは、AIに将来犯罪者になると「予想」された無実の人たち。数百万台の監視カメラ、身分証のスキャン、SNSからのデータ収集…テクノロジーを駆使した監視網が、ウイグル人への弾圧を強めていく。そしてその先に待つのは―。丹念な取材で隠された真実に迫る衝撃のノンフィクション。
Table of Contents
- その暗黒郷を“状況”と呼ぶ―監視員が家に出入りして、移動はIDスキャンで記録される。
- 中国の新たな征服地―新疆を訪れた著者は監視され、画像データを消去させられる。
- 国全体を監視装置に―警察国家への3ステップ。テクノロジーにより国を支配する。
- ウイグル出身の賢い少女―メイセムは、北京の一流大学に通って、外交官を夢見ていた。
- 中国テック企業の台頭―民間IT企業、政府、軍による新たな軍産複合体が誕生する。
- ディープ・ニューラル・ネットワーク―顔認証と音声認証。政府が強固な監視システムを完成させた。
- 「中国を倒せ!」「共産党を倒せ!」―漢族への抗議運動が発生。当局は、市民たちに襲いかかった。
- 習近平主席の“非対称”の戦略―先進技術によって一帯一路構想を実現させて、“超大陸”へ。
- 対テロ戦争のための諜報員―海外のウイグル人たちが次々と“テロリスト”にされていく。
- 「政府はわたしたちを信用していない」―メイセムはトルコの大学院へ進学。一時帰国し異変を感じる。
- AIと監視装置の融合―中国政府は履歴を使い、個人の信用度をランク付けし始めた。
- このうえなく親切なガーさん―メイセムの実家にはカメラが設置され、DNAも採取された。
- すべてを見通す眼―新疆ではAIによる“未来の犯罪者”のあぶり出しが始まる。
- 収監、強制収容所へ―強制収容所でメイセムを待ち受けていたのは洗脳教育だった。
- 強制収容者たちの日常―24時間絶え間なく、カメラや床のセンサーで監視されている。
- ビッグ・ブレイン―男はメイセムに対し「きみとわたしだけの会話だ」と言った。
- ここで死ぬかもしれない―メイセムは中国を脱出し自由を獲得する方法を考えるが…。
- 心の牢獄―トルコに着いたメイセムは、別人のように変わり果てていた。
- 新しい冷戦―米中間の貿易戦争。中国企業が国家機関に成り代わっていく。
- 大いなる断絶―アメリカで中国が問題視される一方、中国に支援を望む国も。
- 安全な場所など存在しない―アメリカとトルコの対立で、トルコ国内も危険になっていく。
- パノプティコンを止めろ―AIは、中国だけでなく世界中で人々を監視、誘導している。
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