「文化外交」の逆説をこえて : ドイツ対外文化政策の形成 Beyond the paradox of "cultural diplomacy" : the making of Germany's auswärtige kulturpolitik

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「文化外交」の逆説をこえて : ドイツ対外文化政策の形成 = Beyond the paradox of "cultural diplomacy" : the making of Germany's auswärtige kulturpolitik

川村陶子著

名古屋大学出版会, 2024.3

Other Title

文化外交の逆説をこえて : ドイツ対外文化政策の形成

Title Transcription

「ブンカ ガイコウ」ノ ギャクセツ オ コエテ : ドイツ タイガイ ブンカ セイサク ノ ケイセイ

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Note

参考文献: 巻末p12-42

博士号を取得した学位論文(東京大学, 2022年) を改稿したもの

Description and Table of Contents

Description

ソフト・パワーの真価を引き出すために。文化交流への国家の関与という、内外・硬軟が交差する繊細な領域を分析する理論枠組みを示すとともに、冷戦期に発展したドイツの先端的とりくみに注目。戦後復興とナチの過去、東西競争や外国人問題を背景とする具体的実践をつぶさに検証し、現代日本の文化運営にも示唆を与える意欲作。

Table of Contents

  • 序章 “文化外交”とドイツの経験
  • 第1部 “文化外交”へのアプローチ(国際文化関係運営行為としての“文化外交”;ドイツの対外文化政策とその巨視的展開)
  • 第2部 ゆるい“文化外交”の公的原則形成(冷戦下の対外文化政策;ダーレンドルフ改革とその挫折;連邦議会調査委員会による民主的裏づけ;ハム=ブリュッヒャー政務次官の奮闘と新原則の定着;公的原則策定の裏側)
  • 第3部 ゆるい“文化外交”の展開(社民リベラル政権における実践と応用;一九八〇年代以降における対外文化政策の展開)
  • 終章 国際文化関係運営における「ゆるさ」のメリット

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