死の前、「意識がはっきりする時間」の謎にせまる : 「終末期明晰」から読み解く生と死とそのはざま
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書誌事項
死の前、「意識がはっきりする時間」の謎にせまる : 「終末期明晰」から読み解く生と死とそのはざま
KADOKAWA, 2024.3
- タイトル別名
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Threshold : terminal lucidity and the border of life and death
死の前意識がはっきりする時間の謎にせまる : 終末期明晰から読み解く生と死とそのはざま
- タイトル読み
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シ ノ マエ イシキ ガ ハッキリ スル ジカン ノ ナゾ ニ セマル : シュウマツキ メイセキ カラ ヨミトク セイ ト シ ト ソノ ハザマ
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注記
参考文献: p356-359
内容説明・目次
内容説明
子どもや伴侶の顔を忘れる。自分の名前も忘れる。昨日のことも覚えていない―。認知症やその他の病気による脳への不可逆的なダメージを負った人が、ある日突然ふつうに話し始める。まるで「昔のあの人」が帰ってきたかのように。これまでほとんど研究されてこなかった、しかしたしかに多くの報告があるこの現象「終末期明晰」は、いったい何を意味しているのだろうか。本書は科学に根ざして書かれながら、自己や魂についての哲学的な問いへと読者を誘う。
目次
- 第1部 「だれか」であることについて(「だれか」であり、「やがて死を迎える」ことについて;死と病、そして「わたしたちは何者か」をめぐる問い;自己の回復;ことの始まり)
- 第2部 終末期明晰(実態解明に向けて―パイロット調査とその影響;「話しがしたい」―思わぬものを目撃した人々の孤独;網を投じる;目撃者の証言)
- 第3部 死ぬときの心、遍在する心(白いカラス;極限状態の心と脳;死ぬときの心;死の間際の知覚;死の間際の心と記憶と視覚;臨死体験と終末期明晰を関連づける;よりよく理解する)
- 第4部 人格、死、意味(保護された自己;なぜそれが重要なのか)
「BOOKデータベース」 より