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古文書修復講座 : 歴史資料の継承のために

関口博巨編

勉誠社, 2024.3

Other Title

Institute for the study of Japanese folk culture Kanagawa university

Title Transcription

コモンジョ シュウフク コウザ : レキシ シリョウ ノ ケイショウ ノ タメ ニ

Note

監修: 神奈川大学日本常民文化研究所

神奈川大学日本常民文化研究所が毎年開催している古文書修復実習の内容を書籍化したもの

参考文献あり

Description and Table of Contents

Description

歴史資料を残し、伝えていくために―。日本においては、歴史を伝える資料、特に古文書・古記録などの紙の資料が多く残されている。これらは博物館や資料館、図書館などで管理されているもののみならず、民家の母屋や土蔵の奥深く、さらには襖の中の下張りとして残され、虫損・破損・水損など、さまざまなリスクに囲まれている。傷んでしまった紙資料にはどのように対処するのか。また、それらの資料はどのように整理するのか。長年にわたり、古文書の調査のみならず保存・整理の方法論を検討し、歴史資料の取り扱いかたのレクチャーを行ってきた神奈川大学日本常民文化研究所のノウハウ・知見を、豊富なカラー写真とともに余すところなく紹介。博物館・資料館・図書館等、古文書を取り扱う方々に必携の書。

Table of Contents

  • 実習1 記録・解体(修復を要する史料と要しない史料;いろいろな修復方法;修復(裏打ち)の前準備)
  • 実習2 修理―古文書の裏打ちと繕い(修理を施す前に;裏打ち;繕い;プレス乾燥(直接湿式・間接湿式))
  • 実習3 復原(復原(復元)とは;復原の道具;仮張りからの剥離;状物の化粧裁ち;縦帳の製本)
  • 実習4 下張り文書の剝離と洗浄(神奈川大学にて下張り文書の剝離作業をはじめた経緯;襖の構造;道具について;糊はがし剤・浸透剤について;剥離の作業手順;下張り文書の洗浄;附論 屏風・襖の解体方法)
  • 実習5 整理(史料整理の考え方―群としての史料整理;下張り文書の整理から活用へ;史料調査の記録)

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