名婦伝 : ラテン語原文付
Author(s)
Bibliographic Information
名婦伝 : ラテン語原文付
(知泉学術叢書, 29 . イタリア・ルネサンス古典シリーズ||イタリア・ルネサンス コテン シリーズ)
知泉書館, 2024.2
- Other Title
-
De mulieribus claris
- Title Transcription
-
メイフデン : ラテンゴ ゲンブンツキ
Related Bibliography 1 items
-
-
名婦伝 : ラテン語原文付 / ボッカッチョ著 ; 日向太郎訳
BD05968154
-
名婦伝 : ラテン語原文付 / ボッカッチョ著 ; 日向太郎訳
Available at 22 libraries
  Aomori
  Iwate
  Miyagi
  Akita
  Yamagata
  Fukushima
  Ibaraki
  Tochigi
  Gunma
  Saitama
  Chiba
  Tokyo
  Kanagawa
  Niigata
  Toyama
  Ishikawa
  Fukui
  Yamanashi
  Nagano
  Gifu
  Shizuoka
  Aichi
  Mie
  Shiga
  Kyoto
  Osaka
  Hyogo
  Nara
  Wakayama
  Tottori
  Shimane
  Okayama
  Hiroshima
  Yamaguchi
  Tokushima
  Kagawa
  Ehime
  Kochi
  Fukuoka
  Saga
  Nagasaki
  Kumamoto
  Oita
  Miyazaki
  Kagoshima
  Okinawa
  Korea
  China
  Thailand
  United Kingdom
  Germany
  Switzerland
  France
  Belgium
  Netherlands
  Sweden
  Norway
  United States of America
Search this Book/Journal
Description and Table of Contents
Description
ジョヴァンニ・ボッカッチョ(1313‐75)は、イタリア・ルネサンス期を代表する人文主義者の一人である。日本では俗語作品の『デカメロン』が唯一の著作と見なされ、他の作品は紹介されることがほとんどない。本書は、彼が残した多くのラテン語作品のうち、古くから読み継がれてきた女性伝記集である。偉大な女性の振る舞いを手本として示し、女性読者に美徳を学ばせることを目的として書かれた。新約・旧約聖書を始め、ギリシア神話、ホメロス作品、オウィディウスやウェルギリウスなどラテン語の古典、さらには教父やタキトゥスの歴史書などを典拠として、古代から同時代の女王に至る106人の女性のエピソードを諧謔に富んだ筆致で描き出す。カトリック的な立場で女性の美徳とされた貞淑とその反対の不貞を主要なテーマとしながらも、窮地にあっては男をもしのぐ意志の強さ、自己犠牲、潔さ、決断力で、時に夫や子供を救い、時に身内をも斬る女性たちを生き生きとつむいだ物語は、時代を超えて読者を魅了してやまない。訳者解題では、無二の親友で師でもあったペトラルカとの出会いと共同の古典研究や写本収集が本書執筆のどこに影響したかを明らかにして、ルネサンスの在り方や古典伝承の経緯をも浮かび上がらせる。本書は、自筆写本および三種の校訂版を参照し、詳細な注を施した決定訳。ラテン語原文を全文収録し、わが国で未開拓のルネサンス研究の基礎を築く“イタリア・ルネサンス古典シリーズ”の第1弾である。
Table of Contents
- 翻訳(原初の母エヴァ;アッシュリア人の女王セミラミス;サトゥルヌスの妻、オプス;王国の女神、ユノー;穀物の女神、シチリアの女王ケレス;ミネルウァ;キプロスの女王ウェヌス;エジプト人の女王にして女神であるイシス;クレタの女王エウロパ;リビュアの女王リビュア ほか)
- ラテン語原文
by "BOOK database"