我々の死者と未来の他者 : 戦後日本人が失ったもの
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我々の死者と未来の他者 : 戦後日本人が失ったもの
(インターナショナル新書, 137)
集英社インターナショナル , 集英社 (発売), 2024.4
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ワレワレ ノ シシャ ト ミライ ノ タシャ : センゴ ニホンジン ガ ウシナッタ モノ
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Description and Table of Contents
Description
なぜ日本人は、気候変動問題に対する関心が低いのか。そのヒントは司馬遼太郎や村上春樹らの小説、さらに『鬼滅の刃』『虹色のトロツキー』などのマンガ作品にあった。「未来を変えること」と「過去を新たに見出すこと」は別のものではない。両者は同じ対象を二つの側面から眺めたのであり、その視線は緊密に結びついている。日本人が切り捨ててきた“我々の死者”、そして“未来の他者”をキーワードに、過去・未来と現在との「分断」の正体を暴く。
Table of Contents
- 第1章 “死者”を欠いた国民
- 第2章 トカトントンは鳴り響く
- 第3章 二段階の哀悼―その意義と限界
- 第4章 仮象としての大衆
- 第5章 青みどろだけがいた
- 第6章 スロウ・ボートは中国に着いたか
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