「天皇制」論の思想系譜

書誌事項

「天皇制」論の思想系譜

吉田傑俊著

文理閣, 2024.4

タイトル別名

天皇制論の思想系譜

タイトル読み

「テンノウセイ」ロン ノ シソウ ケイフ

内容説明・目次

目次

  • 第1章 天皇制始原としての「記紀神話」とその批判(明治憲法・日本国憲法における天皇制規定;記紀神話における「天皇制始原論」の展開;記紀の批判的考察―津田左右吉・石母田正・水林彪の継承的発展)
  • 第2章 中世の宗教と天皇制(民衆的宗教者としての親鸞論;「易姓革命論」としての北畠親房『神皇正統記』)
  • 第3章 近世幕藩体制期の天皇制論(朱子学的儒学の止揚者としての荻生徂徠論;封建社会の根本的変革者としての安藤昌益論;「神国日本」主義者としての本居宣長論)
  • 第4章 「尊王攘夷論」から「自由民権論」への天皇制論(「尊王攘夷論」とその落着としての吉田松陰論;自由民権運動の闘士としての植木枝盛論)
  • 第5章 近代天皇制の成立と三つの「対抗」―秋水・啄本・鷗外の思想(近代絶対主義天皇制の成立;「大逆事件」と幸徳秋水・石川啄木の天皇制思想;森鷗外の「かやうに」の哲学)

「BOOKデータベース」 より

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