中国の新聞管理制度 : 商業紙はいかに共産党の権力を受け入れたのか

書誌事項

中国の新聞管理制度 : 商業紙はいかに共産党の権力を受け入れたのか

工藤文著

勁草書房, 2024.3

タイトル別名

中国の新聞管理制度 : 商業紙はいかに共産党の権力を受け入れたのか

タイトル読み

チュウゴク ノ シンブン カンリ セイド : ショウギョウシ ワ イカニ キョウサントウ ノ ケンリョク オ ウケイレタノカ

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注記

博士学位論文「権威主義体制における党と新聞 : 中国の新聞所有制度の時系列的分析」(早稲田大学, 2020年提出) をもとにしたもの

引用・参照文献: p193-203

収録内容

  • 「党がメディアを管理する原則」の虚実
  • 中国のマス・コミュニケーションを研究する視点
  • 商業化が党の新聞管理に与えた変化
  • 主管・主辦単位制度の形成過程と構造
  • 『新民晩報』にみる党と新聞のパトロン・クライアント関係
  • 『新京報』にみる主管・主辦単位の影響
  • 『新民晩報』自立化の検証
  • 党の支配を正統化する商業紙

内容説明・目次

内容説明

中国では改革開放政策によって新聞の商業化が大きく進んだ。それにもかかわらず、商業紙は中国共産党を批判するのではなく、支持し続けている。本書は、新聞の管理者と出資者を定める主管・主辦単位制度という政策に着目することで、中国共産党による新聞管理のメカニズムを明らかにするとともに、権威主義国における市場と権力の結び付きをも浮かび上がらせる。

目次

  • 序章 「党がメディアを管理する原則」の虚実
  • 第1章 中国のマス・コミュニケーションを研究する視点
  • 第2章 商業化が党の新聞管理に与えた変化
  • 第3章 主管・主辦単位制度の形成過程と構造
  • 第4章 『新民晩報』にみる党と新聞のパトロン・クライアント関係
  • 第5章 『新京報』にみる主管・主辦単位の影響
  • 第6章 『新民晩報』自立化の検証
  • 終章 党の支配を正統化する商業紙

「BOOKデータベース」 より

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