なぜ働いていると本が読めなくなるのか
著者
書誌事項
なぜ働いていると本が読めなくなるのか
(集英社新書, 1212B)
集英社, 2024.4
- タイトル読み
-
ナゼ ハタライテ イル ト ホン ガ ヨメナク ナル ノカ
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注記
参考文献一覧: p277-285
内容説明・目次
内容説明
「大人になってから、読書を楽しめなくなった」「仕事に追われて、趣味が楽しめない」「疲れていると、スマホを見て時間をつぶしてしまう」…そのような悩みを抱えている人は少なくないのではないか。「仕事と趣味が両立できない」という苦しみは、いかにして生まれたのか。自らも兼業での執筆活動をおこなってきた著者が、労働と読書の歴史をひもとき、日本人の「仕事と読書」のあり方の変遷を辿る。そこから明らかになる、日本の労働の問題点とは?すべての本好き・趣味人に向けた渾身の作。
目次
- まえがき 本が読めなかったから、会社をやめました
- 序章 労働と読書は両立しない?
- 第1章 労働を煽る自己啓発書の誕生―明治時代
- 第2章 「教養」が隔てたサラリーマン階級と労働者階級―大正時代
- 第3章 戦前サラリーマンはなぜ「円本」を買ったのか?―昭和戦前・戦中
- 第4章 「ビジネスマン」に読まれたベストセラー―1950〜60年代
- 第5章 司馬遼太郎の文庫本を読むサラリーマン―1970年代
- 第6章 女たちのカルチャーセンターとミリオンセラー―1980年代
- 第7章 行動と経済の時代への転換点―1990年代
- 第8章 仕事がアイデンティティになる社会―2000年代
- 第9章 読書は人生の「ノイズ」なのか?―2010年代
- 最終章 「全身全霊」をやめませんか
- あとがき 働きながら本を読むコツをお伝えします
「BOOKデータベース」 より