狂気のイメージ : シュニッツラー、デーブリーン、ツヴァイク
著者
書誌事項
狂気のイメージ : シュニッツラー、デーブリーン、ツヴァイク
松籟社, 2024.3
- タイトル別名
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Arthur Schnitzler, Alfred Döblin, Stefan Zweig
狂気のイメージ : シュニッツラーデーブリーンツヴァイク
- タイトル読み
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キョウキ ノ イメージ : シュニッツラー、デーブリーン、ツヴァイク
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注記
博士論文「二〇世紀前半ドイツ語圏文学における「狂気」のイメージ : シュニッツラー、デーブリーン、ツヴァイク」(京都大学, 2020年提出) に加筆修正を施したもの
参考文献一覧: 巻末p8-21
内容説明・目次
内容説明
20世紀初頭、狂気を称揚する表現主義的表象に疑いのまなざしを向けた作家・作品を読みなおし、「正常」と「異常」の境界を攪乱するオルタナティブの狂気イメージを探る。
目次
- 序章 ドイツ語文学における「狂気」表象の変遷―モダニズムの時代まで
- 第1章 表現主義文学とナチス・ドイツ―「精神疾患」イメージの類似性
- 第2章 アルトゥル・シュニッツラー『闇への逃走』における精神医学批判―「体系」へ逃走する精神医学
- 第3章 シュニッツラーの医学テクストにおける「健康」と「病」―クラフト=エビングとロンブローゾへの懐疑的見解
- 第4章 アルフレート・デーブリーン『たんぽぽ殺し』と精神医学―理解可能の「精神疾患者」と理解不可能の「健常者」
- 第5章 シュテファン・ツヴァイクの枠物語とフロイトの精神分析―話を聴く語り手
- 終章 無謬の解は存在するか
「BOOKデータベース」 より