核燃料サイクルという迷宮 : 核ナショナリズムがもたらしたもの
著者
書誌事項
核燃料サイクルという迷宮 : 核ナショナリズムがもたらしたもの
みすず書房, 2024.5
- タイトル読み
-
カク ネンリョウ サイクル ト イウ メイキュウ : カク ナショナリズム ガ モタラシタ モノ
大学図書館所蔵 件 / 全82件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
参考文献: 巻末p19-27
内容説明・目次
内容説明
日本のエネルギー政策の恥部とも言うべき核燃料サイクル事業は、行き場のない放射性廃棄物(核のゴミ)を無用に増やしながら、まったく「サイクル」できないまま、十数兆円以上を注いで存続されてきた。本書は核燃料サイクルの来歴を覗き穴として、エネルギーと軍事にまたがる日本の「核」問題の来し方行く末を見つめ直す。著者はあらゆる側面から、この国の「核エネルギー」政策の誤謬を炙り出している。地震国日本にとって最大のリスク・重荷である原発と決別するための歴史認識の土台、そして、軍事・民生を問わず広く「反核」の意識を統合する論拠が見えてくる労作。
目次
- 序章 本書の概略と問題の提起
- 第1章 近代日本の科学技術と軍事
- 第2章 戦後日本の原子力開発
- 第3章 停滞期そして事故の後
- 第4章 核燃料サイクルをめぐって
- 終章 核のゴミ、そして日本の核武装
「BOOKデータベース」 より