戦争のかけらを集めて : 遠ざかる兵士たちと私たちの歴史実践

書誌事項

戦争のかけらを集めて : 遠ざかる兵士たちと私たちの歴史実践

清水亮, 白岩伸也, 角田燎編 ; 塚原真梨佳 [ほか執筆]

図書出版みぎわ, 2024.6

タイトル読み

センソウ ノ カケラ オ アツメテ : トオザカル ヘイシ タチ ト ワタクシタチ ノ レキシ ジッセン

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注記

その他の執筆: 遠藤美幸, 角田燎, 後藤杏, 白岩伸也, 望戸愛果, 津田壮章, 堀川優奈, 塚田修一, 清水亮, 那波泰輔

収録内容

  • あの戦争は「歴史」になったとしても / 清水亮 著
  • 戦後七〇年の軍艦金剛会 / 塚原真梨佳 著
  • 不戦兵士の会 / 遠藤美幸 著
  • なぜ統合は困難なのか / 角田燎 著
  • 戦友会研究への招待 / 角田燎 著
  • なぜ憲兵の体験や記憶は忘却されたか / 後藤杏 著
  • 攻囲される日本郷友連盟 / 白岩伸也 著
  • 未来出征軍人会 / 望戸愛果 著
  • 自衛隊体験の使い道 / 津田壮章 著
  • 兵士の史料への招待 / 白岩伸也 著
  • 書かれたものをとおして戦争体験者とつながるには / 堀川優奈 著
  • 陸軍士官学校からエリートビジネスマンへ / 塚田修一 著
  • 歴史への謙虚さ / 清水亮 著
  • 「わだつみ」という〈環礁〉への航路 / 那波泰輔 著
  • 環礁の屑拾い / 清水亮, 白岩伸也 著

内容説明・目次

内容説明

やがてくる第二次世界大戦の体験者不在の時代に、私たちは、どうすれば過去とつながることができるのか―。世代交代が進む戦友会や史資料・メディアを通して、戦争に向き合う11人の研究者たちが、「断絶」に抗する術を探る。

目次

  • プロローグ あの戦争は「歴史」になったとしても
  • 第1部 非体験者による存続の行方(戦後七〇年の軍艦金剛会―「追憶」のためのノート;不戦兵士の会―元兵士と市民による不戦運動の軌跡と次世代への継承;なぜ統合は困難なのか―戦友会の固有性と組織間のつながり;補章1 補 戦友会研究への招待―非体験者が参加する戦友会という謎)
  • 第2部 元兵士をめぐるまなざしの交錯(なぜ憲兵の体験や記憶は忘却されたか―未発に終わった全国憲友会連合会の「引き継ぎ」から;攻囲される日本郷友連盟―公文書から国家の認識に迫る;未来出征軍人会―第二次世界大戦前夜におけるアメリカ在郷軍人会と大学生;自衛隊体験の使い道―自衛隊退職者が書いた書籍の分析から;補章2 兵士の史料への招待―捨てる/拾うの位相から)
  • 第3部 残された言葉との対話(書かれたものをとおして戦争体験者とつながるには;陸軍士官学校からエリートビジネスマンへ―ある六十期生の「陸士経験」と戦後;歴史への謙虚さ―非体験者による歴史実践の可能性;「わだつみ」という“環礁”への航路―ミュージアム来館者調査から )
  • エピローグ 環礁の屑拾い「未定の遺産」化の可能性

「BOOKデータベース」 より

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