辺境のラッパーたち : 立ち上がる「声の民族誌」

Bibliographic Information

辺境のラッパーたち : 立ち上がる「声の民族誌」

島村一平編

青土社, 2024.7

Other Title

辺境のラッパーたち : 立ち上がる声の民族誌

Title Transcription

ヘンキョウ ノ ラッパー タチ : タチアガル コエ ノ ミンゾクシ

Available at  / 107 libraries

Note

参考文献あり

Contents of Works

  • 辺境ヒップホップ論 : 結びつく周縁から辺境のノイズへ / 島村一平 [執筆]
  • パレスチナ・ガザに響くラップ / 山本薫 [執筆]
  • 抵抗歌としてのウクライナ民謡とヒップホップ : マイダン革命から対ロシア戦争へ / 赤尾光春 [執筆]
  • 「亡命」するラッパーたち : 二〇二〇年代の「文学裁判」とウクライナ戦争 / 中野幸男 [執筆]
  • 土地・記憶・言語を行き来するラップ : チベッタン・ディアスポラのヒップホップ / 佐藤剛裕 [執筆]
  • 模索される「中国の特色あるヒップホップ」 / 奈良雅史 [執筆]
  • 内在的社会批判のアポリア : イラン・ペルシア語ラップの軌跡 / 谷憲一 [執筆]
  • キューバのヒップホップ : アフロキューバ・ラップからトランスボーダー・ラップへ / 安保寛尚 [執筆]
  • Back in the 1997 to 99 : 極私的ヒップホップ・メモワール / ダースレイダー [執筆]
  • 祖なるビートに呼応せよ! : グローバル化時代のタタール・ヒップホップとしたたかな抵抗 / 櫻間瑞希 [執筆]
  • 極北の国サハの口琴とラップ / 石原三静 a.k.a. ヌマバラ山ポール [執筆]
  • 抵抗とケア : アラスカのネイティブ・ラッパーAKレベル / 野口泰弥 [執筆]
  • 先駆者ラッパーと振り返るポーランド・ヒップホップ / 平井ナタリア恵美 [執筆]
  • 共起するナショナリズムと社会批判 : モンゴル・ラッパーたちの二重意識 / 島村一平 [執筆]
  • 成り上がり・フロム・ガリー : how to be big in India / 軽刈田凡平 [執筆]
  • 「外」から「内」へ : 町と、日本と出会いなおす旅 / ハンガー [述] ; 矢野原佑史 聞き手
  • リッチ・ブライアンを超えろ / 金悠進 [執筆]
  • 辺境どころかヒップホップ超大国のブラジル / 中原仁 [執筆]
  • 抵抗と絡み合うルーツ : 「最古の植民地」プエルトリコ / 村本茜 [執筆]

Description and Table of Contents

Description

ラッパーのことばに耳をすませば、世界のリアルが見えてくる。戦火の絶えないガザやウクライナで、弾圧が続くチベットやイランで、格差にあえぐモンゴルやインドで、海の端の日本で―。アメリカで生まれたヒップホップ文化、なかでもラップミュージックは世界に広がり、「辺境」に生きる者たちは声なき声をリリックに託す。現代社会の歪みを鮮やかに映し出す、世界各地のラッパーたちの声がここに。ダースレイダー、ハンガー(GAGLE)のインタビューを収録。

Table of Contents

  • 第1部 非常事態下のラッパーたち(パレスチナ パレスチナ・ガザに響くラップ;ウクライナ 抵抗歌としてのウクライナ民謡とヒップホップ―マイダン革命から対ロシア戦争へ;ロシア 「亡命」するラッパーたち―二〇二〇年代の「文学裁判」とウクライナ戦争;チベット 土地・記憶言語を行き来するラップ―チベッタン・ディアスポラのヒップホップ)
  • 第2部 言論統制下のラッパーたち(中国 模索される「中国の特色あるヒップホップ」;イラン内在的社会批判のアポリア―イラン・ペルシア語ラップの軌跡;キューバ キューバのヒップホップ―アフロキューバ・ラップからトランスボーダー・ラップへ;Interlude Back in the 1997 to 99―極私的ヒップホップ・メモワール)
  • 第3部 主張するマイノリティ(タタールスタン 祖なるビートに呼応せよ!―グローバル化時代のタタール・ヒップホップとしたたかな抵抗;サハ 極北の国サハの口琴とラップ;アラスカ 抵抗とケア―アラスカのネイティブ・ラッパーAKレベル)
  • 第4部 伝統文化をラップの武器に(ポーランド 先駆者ラッパーと振り返るポーランド・ヒップホップ;モンゴル 共起するナショナリズムと社会批判―モンゴル・ラッパーたちの二重意識;インド 成り上がり・フロム・ガリー―How To Be BIG in India;Interlude 「外」から「内」へ―町と、日本と出会いなおす旅)
  • 第5部 混淆する文化の中で(インドネシア リッチ・ブライアンを超えろ;ブラジル 辺境どころかヒップホップ超大国のブラジル;プエルトリコ 抵抗と絡み合うルーツ―「最古の植民地」プエルトリコ)

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