性差別を克服する実践のコミュニティ : カナダ・ケベック州のフェミニズムに学ぶ
著者
書誌事項
性差別を克服する実践のコミュニティ : カナダ・ケベック州のフェミニズムに学ぶ
明石書店, 2024.5
- タイトル別名
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性差別を克服する実践のコミュニティ : カナダケベック州のフェミニズムに学ぶ
- タイトル読み
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セイ サベツ オ コクフク スル ジッセン ノ コミュニティ : カナダ・ケベックシュウ ノ フェミニズム ニ マナブ
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注記
博士学位請求論文「ケベックのフェミニズムに関する社会教育学研究 : 実践コミュニティの意識化と知の生成」(早稲田大学, 2018年)を加筆・集成しその後の研究を加えたもの
引用・参考文献: p245-262
収録内容
- フェミニズム・アートを生み出す学びの構造
- フェミニズムの視点から実践者の意識化を支える学びの構造
内容説明・目次
内容説明
性差別を撤廃するための知は、他者とともに考え、展開する実践の中で生み出される。では、そのような実践はどうすれば創り出せるのか?カナダのケベック州において、フェミニズム運動の流れを受け継ぎ誕生した2つのコミュニティの記録からは、意識化、実践、ネットワーク、インターセクショナリティがキーワードとして浮かび上がる。差別構造を変革していく実践の学習構造を分析した一冊。
目次
- 序論
- 第1部 フェミニズム・アートを生み出す学びの構造―ラサントラル/ギャルリー・パワーハウスの事例(芸術における性差別を問うということは;ラサントラルはどのように誕生し、展開していったのか;ラサントラルの展開の軸は何か;誰がラサントラルの実践の主体なのか;ラサントラルの展開において記録はどのような意味を持つのか;ラサントラルの実践の公共的意味とは何か;創造的な学習のコミュニティとしてのラサントラル)
- 第2部 フェミニズムの視点から実践者の意識化を支える学びの構造―ケベック意識化コレクティフの事例(CQCはどのような社会的背景から誕生したのか;CQCではどのような学習が行われていたのか;CQCはどのように生成されたのか;CQCはどのように展開していったのか;意識化実践とフェミニズムはどのように重なるのか;先住民族女性たちとCQCのメンバーの出会いはどのような実践を生み出したのか;カトリック教会、フェミニズム、民衆運動の出会いは、何をもたらすのか;CQCのメンバーたちは、自分たちの性差別意識をどのようにして乗り越えようとしていったのか;女性たちの意識化を支える視点とその実践を支えるシステム)
- 結論
「BOOKデータベース」 より