「思い込みの防災」からの脱却 : 命を守る!行政と住民のパラダイム・チェンジ

Author(s)

    • 及川, 康 オイカワ, ヤスシ

Bibliographic Information

「思い込みの防災」からの脱却 : 命を守る!行政と住民のパラダイム・チェンジ

及川康著

ベストブック, 2024.6

Title Transcription

オモイコミ ノ ボウサイ カラ ノ ダッキャク : イノチ オ マモル ギョウセイ ト ジュウミン ノ パラダイム チェンジ

Available at  / 20 libraries

Note

文献:章末

Contents of Works

  • 防災探究の準備
  • 「津波てんでんこ」で命を救えるか?
  • 過去の災害を忘れないでいられるか?
  • 詳細情報と曖昧情報
  • 避難情報廃止論
  • 「高い災害意識」は必要か?
  • 防災の責任の所在
  • 主体的な防災をめぐる住民と専門家のコミュニケーション

Description and Table of Contents

Description

防災をめぐる喫緊の課題は、住民の「主体性の回復」と「依存意識の払拭」である。本書ではこれらの課題の解決に必要な視座を徹底的に考察する。本書で一貫して重視するのは、防災に関する社会一般の「通念(思いこみ)」をそのまま過信したり鵜呑みにしたりすることを避け、それらを「懐疑(問い)」のまなざしで突き詰めてみるというスタンスである。その先に見えてくるものは、「人が死なない防災」の実現のために必要な、防災をめぐる行政と住民のコミュニケーションのあるべき姿である。著者は、防災行政に携わる者、地域住民など、そのすべての人たちが頑なであってはならないと説く。頑なであればあるほど、主体性はなくなっていき、自己保身や責任追及に走りがちとなり、「遠くにある一般的な形式をとる何か」に依存しがちになってしまう。そこからの脱却を図るため、防災をめぐる行政と住民の関係構造について、それぞれの立場からパラダイム・チェンジを引き起こす努力がいま、求められている。

Table of Contents

  • 第1章 防災探究の準備―災害社会工学の視座
  • 第2章 「津波てんでんこ」で命を救えるか?
  • 第3章 過去の災害を忘れないでいられるか?
  • 第4章 詳細情報と曖昧情報
  • 第5章 避難情報廃止論
  • 第6章 「高い災害意識」は必要か?
  • 第7章 防災の責任の所在
  • 第8章 主体的な防災をめぐる住民と専門家のコミュニケーション

by "BOOK database"

Details

  • NCID
    BD07595772
  • ISBN
    • 9784831402516
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    279p
  • Size
    19cm
  • Classification
  • Subject Headings
Page Top