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獄中記

大杉榮著 ; 大杉豊解説

土曜社, 2023.12

タイトル読み

ゴクチュウキ

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注記

大杉栄略年譜: 巻末piv-vi

内容説明・目次

内容説明

1906(明治39)年―、東京外語大を出て8カ月で入獄するや、看守の目をかすめて、エスペラント語にのめりこむ。英・仏・エス語から独・伊・露・西語へ進み、「一犯一語」とうそぶく。生物学と人類学の大体に通じて、一個の大杉社会学を志す。出歯亀君、野口男三郎君ら獄友と交際する好奇心満足主義。牢格子を女郎屋に見立て、看守の袖をひく堺利彦は売文社以前。「おい、秋水!」という大杉に気づかず、歩み去る逆徒・幸徳。21歳の初陣から、大逆事件の26歳まで―、自分の頭の最初からの改造を企てる人間製作の手記!

目次

  • 市ヶ谷の巻(前科割り;僕の前科;とんだ木貸宿;奥さんも御一緒に;初陣;野口男三郎君;出歯亀君;強盗殺人君)
  • 巣鴨の巻(ちょいと眼鏡の旦那;旧友に会う;二十五年目の出獄;びっこの少年;獄中からの手紙;鬼界ヶ島の俊寛)
  • 千葉の巻(うんと鰯が食えるぜ;下駄の緒の芯造り;三度減食を食う;もう半年はいっていたい;鱈腹食う夢を見て下痢をする;危うく大逆事件に引き込まれようとする;出獄して唖になる;牢いばりは止められない)
  • 続獄中記(畜生恋;女の脛の白きを見て;監獄人;死刑執行人;「俺は捕まえられているんだ」;手枷足枷;幾度懲罰を食っても;獄死はいやだ;収賄教誨師)
  • 獄中消息(市ヶ谷から;巣鴨から(上);巣鴨から(下);千葉から)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BD07638456
  • ISBN
    • 9784867630198
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    215, vip
  • 大きさ
    18cm
  • 分類
  • 件名
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