小選挙区制は日本をどう変えたか : 証言 : 改革の夢と挫折
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書誌事項
小選挙区制は日本をどう変えたか : 証言 : 改革の夢と挫折
岩波書店, 2024.6
- タイトル別名
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証言小選挙区制は日本をどう変えたか
- タイトル読み
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ショウセンキョクセイ ワ ニホン オ ドウ カエタカ : ショウゲン : カイカク ノ ユメ ト ザセツ
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内容説明・目次
内容説明
小選挙区比例代表並立制の導入から三〇年。二〇〇九年には民主党による政権交代が実現したが、掲げられた理想とは裏腹に、政策を軸とした二大政党制は生まれず、自民党一強のもと派閥の裏金、世襲議員の跋扈、投票率の低下など、この国は政治の歪みに喘いでいる。なぜ、選挙制度改革は失敗したのか。河野洋平、細川護煕、石破茂、野田聖子、岡田克也をはじめとする政治家、田原総一朗、佐々木毅などジャーナリスト、政治学者などの証言から問う「こんな政治に誰がした」。
目次
- 第1章 金権政治打破から改革は始まった(想定外だった解散権の乱発;少数意見の排除、失われた多様性;政権交代こそが改革の原点;長期の自公連立政権という矛盾)
- 第2章 小選挙区制と自民党(女性の政治進出を担保するクオータ制が必要;選挙制度改革は権力闘争の手段にすぎなかった;政党は物言えぬ空気に覆われてしまった;国民の支持層分布と制度の深い溝)
- 第3章 政権交代の夢と現実(「熱病」から覚めて見えてきた蹉跌;世襲の跋扈、政治の劣化を招いた;小選挙区は間違っていない;執行部に権力が集中し、腐敗の温床に)
- 第4章 選挙制度と国民(制度改革の失敗を認め、今こそ変えるとき;英国の理想化という陥穽;「その先」の考察不足だった選挙制度改革;制度を変えれば意識が変わる 衆議院に中選挙区比例代表制を)
「BOOKデータベース」 より